窓口支援事例
株式会社金谷ホテルベーカリー
商標ブランド

由緒ある味と「新しい伝統」のブランド強化支援

企業情報

所在地
栃木県日光市
ホームページ URL
https://www.kanayahotelbakery.co.jp/index.html
設立年
1949年
業 種
製造業
従業員数
200人
資本金
3,800万円

企業紹介

 1873年(明治6年)に金谷カテッジインを開業以来、脈々と受け継がれた一流の味。その味を専門に追究し、外販するため、1968年に現在の金谷ホテルベーカリー日光工場は生まれました。現在では「ロイヤルブレッド」「金谷ホテル百年ライスカレー」をはじめ伝統や歴史のつみ重ねを大切にしつつ、その中で時代に即応した革新的な製品をお届けしています。

相談のきっかけ

 INPIT栃木県知財総合支援窓口から同社のブランドと商標の管理に関して企業ブランド、事業ブランドと商品ブランドの視点で課題を提示させて頂き、主に事業ブランドに関する補強が必要であるとの共通認識を持ちました。

支援概要

 同社が保有する商標とともに、老舗ホテルをルーツとする会社との商標・ブランドの関係を確認することで、サービスに関する商標を補強する必要があるとの結論に至りました。商標出願の準備として、窓口と共に補強する標章の選定や指定役務を定義し、出願は代理人を通じて行いました。また、窓口から商標の使用について説明するとともに、同社が保有する製品の商標群について使用状況を確認し使用する商標の表示を整理する事で、ブランド管理が強化されました。

支援成果

 同社が行う新たなサービスを指定し、企業ブランド及び事業ブランドに関する商標2件の出願を行い、2件とも登録されました。また、同社が以前より保有する登録商標11件を棚卸して、ブランド力が向上するように、商標的使用に適した商品への表示に改めました。新事業として始めたホールセール向け新商品のブランド表示にもこのような考え方を適用しました。

企業コメント

 INPIT栃木県知財総合支援窓口のご支援を頂き、販売店やECで行う小売り又は卸売りについて商標登録出願を行い権利化に至りました。これをきっかけとし不要な商標権の整理や未使用のものを新しいパッケージに付すなどの見直しを行い、更に商標・ブランド管理のルール化を検討する所存です。

窓口担当者コメント

 老舗ホテルから独立した同社のブランド強化について、専門家山田毅彦弁理士の意見も聞きながら関わる事が出来てとてもうれしく思います。商標で守られたブランドの管理性を上げていく事で、更に強いブランドになるよう支援ができると良いと考えます。 (坂口 雅一)

由緒ある味と「新しい伝統」のブランド強化支援(664.7 KB)

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掲載年月日:2022年9月12日

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