窓口支援事例
社会医療法人正光会就労継続支援A型事業所 さんさん牧場 
商標デザイン

支援機関との連携による自家農産物の商品開発及び販路拡大支援

企業情報

所在地
島根県益田市
ホームページ URL
https://sansanfarm.jp/
設立年
2019年
業 種
医療・福祉
従業員数
10人+A型定員15人
資本金
-

企業紹介

 さんさん牧場は 2009 年 2 月に「いつでも、だれでも、どこでも等しく陽の当たる場所」をモットーに、障がい者の方の就労継続支援 A 型事業所としてオープン。全国でも珍しい医療機関が運営する、近隣で唯一の馬を活かした乗馬やふれあい、ホースセラピーを行う施設です。

相談のきっかけ

 島根県発明協会が開催した「食品向け知財セミナー」を受講されたことがきっかけで、所内で作っている農作物の一つ、バタフライビーの商品開発について INPIT 島根県知財総合支援窓口へ相談がありました。

支援概要

 商品開発を行うにあたり、まずは 6 次化に詳しい専門家を派遣し支援を開始。バタフライピーを乾燥させティ―パック加工し、商品化することになりました。収穫から乾燥(乾燥機、乾燥温度)については島根県産業技術センターから助言をいただき、商品の裏表示については益田保健所に確認しました。商品が形になる際は専門家派遣でデザイナーにパッケージを相談。所内で商品名を考えて「マジックアワー」を出願し登録(商標登録第 6541893 号)。その後、販路面で島根県庁しまねブランド課に相談し、県の物産観光館の商談会を経て取扱していただくことになりました。

支援成果

 益田市内の飲食店をはじめ、萩・石見空港(ANA)でも販売されているほか、益田市ふるさと納税の取扱商品になりました。さらには、施設内に飲食店をオープンさせ、メニューにして提供しており、新たな商品企画開発するなど、今後も売上増加が期待されます。

企業コメント

 今回初めて支援を受けさせていただき、商品開発と販路という大きな課題に対応することができました。専門家派遣を受けたことで、プロの視点を知ることができ、その他の商品開発にも活かせる貴重な経験となりました。今後も支援をいただく中で障がい者施設として「やりがい・働きがい」につながる事業ができるよう連携していきたいと思います。

窓口担当者コメント

 農作物の商品化に初めから関わらせていただき、私自身とても勉強になりました。徐々に商品になっていく過程にわくわく感を覚え、商標登録時やパッケージが完成した時は感無量でした。販路等も連携いただいた機関のご協力も受け順調のようです。これからも応援していきたいと思います。 (岸本 智子)

支援機関との連携による自家農産物の商品開発及び販路拡大支援(241.1 KB)

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掲載年月日:2022年9月 9日

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