窓口支援事例
エイブル精機有限会社
営業秘密・ノウハウ社内体制

営業秘密管理体制の構築による従業員の意識改革

企業情報

所在地
鳥取県米子市
ホームページ URL
http://www.able-seiki.co.jp/
設立年
1991年
業 種
製造業
従業員数
30人
資本金
1,000万円

企業紹介

 当社は、産業用ロボット等の設計・加工・組立・制御・納入まで社内で一貫生産を行っている会社です。お客様のご要望をお聞きしオーダーメイドにて、世の中に1点しかない装置を作り上げます。当社の産業用ロボットが大手メーカー様の最先端製品の生産に協力しています。

相談のきっかけ

 INPIT知財総合支援窓口の周知を行うべく同社を訪問した際、同社の事業内容や有する技術、ノウハウなどについてヒアリングを行いました。その結果、顧客からの秘密情報の十分な管理ができていないことがわかり、窓口より営業秘密管理の必要性についてINPIT営業秘密・知財戦略相談窓口の説明受けられてはどうかと提案しました。

支援概要

 まず、同社に営業秘密管理について理解を深めてもらうため、営業秘密・知財戦略相談窓口の知財AD(小高氏)に連携を依頼し、同社幹部に対し営業秘密管理の必要性や社内体制整備に関する説明を行いました。この説明を受け、同社は第三者へ秘密情報を開示する前に秘密保持契約を結ぶことの必要性を認識し、契約書の作成に関して支援を行いました。その後、停滞していた営業秘密管理体制の構築については、フォローアップにより営業秘密管理規定策定への取り組みを行うとの意思を確認し、知財ADとも連携しながら支援を行った結果、同社は営業秘密管理既定の運用を開始されました。

支援成果

 規定策定の過程で行った営業秘密管理台帳の作成を通して、自社が有している技術について再認識でき、従業員のモチベーションがアップするとともに、営業秘密の取り扱いについて注意するようになるなど、知財に関する社内の意識向上につながりました。

企業コメント

 営業秘密管理の社内体制整備により、お客様に安心して仕事を任せていただける体制ができたと思います。また、規定策定は大変でしたが、従業員の意識が変わってきたと感じています。

窓口担当者コメント

 社長の号令の下、全従業員が積極的に取り組まれ、短期間で営業秘密管理規定の作成及び体制整備を行われました。営業秘密管理は、これで終わりではなく、継続的な見直しが必要ですので、引き続きフォローしていきたいと考えています。 (澤田 宏二)

営業秘密管理体制の構築による従業員の意識改革(106.4 KB)

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掲載年月日:2022年9月20日

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