窓口支援事例
三笠産業株式会社
特許商標営業秘密・ノウハウ

社内知財体制を整備して、新規事業に進出!

企業情報

所在地
山口県山口市
ホームページ URL
http://www.mikasasangyou.co.jp/
設立年
1949年
業 種
製造業
従業員数
230人
資本金
9,196万円

企業紹介

 当社は、1949年の創業以来、主に農業分野に従事してきました。1986年から、粉体をミクロン単位まで細かくする「微粉砕技術」を応用して、多品種に亘るレーザープリンター用トナーの開発・製造を行っています。近年では、白色トナー、蛍光トナー、蓄光トナーなどの特殊用途トナーの開発・製造・普及も手掛けています。2003年からは、食品の微粉砕技術を開発し、「野菜ファインパウダー」を製品化しました。

相談のきっかけ

 社内の機密情報管理が必要とのご相談を受け、INPIT山口県知財総合支援窓口から営業秘密管理規程策定の支援を受けてはどうかと同社に提案いたしました。

支援概要

 INPIT知的財産戦略アドバイザーによる経営層への秘密情報管理勉強会をスタートに、4つの部門ごとに数回の勉強会を実施しました。特に、島根県出雲工場(約50名)については、INPIT島根県知財総合支援窓口担当者と連携して、支援しました。
 また、研究開発の活性化を目的に、専門家(弁護士)を活用して、職務発明規程策定にも取り組んでいただきました。新たに蛍光トナーの知的財産権(実用新案)確保や、商標登録を支援しました。

支援成果

営業秘密管理規程と職務発明規程策の両方がキックオフでき、社内の知財体制を整備することができました。蛍光トナーや白色トナー事業、野菜ファインパウダー事業も順調に進んでいます。開発中の新素材についても、特許出願を支援中です。

企業コメント

 長年懸案だった、「微粉砕技術」の知財保護に必要な営業秘密管理規程や、職務発明規程を整備することができました。今回の支援を契機に、今後、開発型企業として社内の活性化を進めていきたいと考えています。

窓口担当者コメント

 「微粉砕技術」という分野で、ノウハウを武器に色々な新素材を開発されています。
 今後も、知財を武器にした新素材の開発について、窓口として支援していきたいと思います。
(小柳 正)

社内知財体制を整備して、新規事業に進出!(109.3 KB)

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掲載年月日:2022年9月20日

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