窓口支援事例
特定非営利活動法人かごしま焼酎マイスターズクラブ
商標

知財を活用した焼酎文化の掘り起こし及び情報発信

企業情報

所在地
鹿児島県鹿児島市
ホームページ URL
https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/046001223
設立年
2018年
業 種
その他
従業員数
会員156人
資本金
-

企業紹介

 当法人は、県内に多くの焼酎メーカーを抱える鹿児島の地で、焼酎文化を国内外に広め、焼酎とそのファンとの接点を更に広げるため、本格焼酎のプロモーションに関する事業や焼酎に関する調査・研究事業、焼酎文化の保存・伝承に関する事業を行うとともに、焼酎マイスターの育成とスキルアップに関する事業を行い、焼酎の魅力発信による地域活性化と観光振興、人材育成に寄与することを目的とします。

相談のきっかけ

 鹿児島県南さつま市の「竹屋(たかや)神社」は神話に基づく焼酎神社ですが無名でした。そこで、地元七蔵の酒造会社が統一銘柄を決めて、焼酎神社の存在の情報発信と焼酎製造・販売を行うことになり、その銘柄の商標出願の相談がありました。

支援概要

 焼酎銘柄名について全国に応募をかけたところ、336件の応募がありました。同法人の理事とJ-PlatPatを活用した調査を行い2件に絞り込み、専門家のアドバイスを受けて、商標出願を行い、「焼酎神竹屋」で無事に登録となりました。七蔵元が統一銘柄で焼酎を製造・販売し、登録後、新聞・マスコミ等に竹屋神社をPRしながら、焼酎の販売促進の支援を行いました。

支援成果

 商標登録を行い、神社名の入った焼酎を全国に向けて販売することで焼酎神社の存在の情報発信につながりました。また、地元南さつま市は竹屋神社の一角に焼酎文化情報発信館・宮原ふれあい館・焼酎の郷「たかやのやかた」を建設し、数多くの焼酎を陳列して今年4月から展示・販売も始め、焼酎文化の発信の拠点にもなっています。また、雇用の拡大にもつながりました。

企業コメント

 同法人が主体になり、南さつま地場焼酎普及推進協議会と連携して商標出願登録を行い、焼酎文化の掘り起こしができました。また、同法人のクラブバッチやロゴマークの商標登録も行い、活動時のシンボルにもなっています。

窓口担当者コメント

 同法人の理事が知財に関して意識が高かったことから、支援はスムーズに進みました。また、鹿児島県、南さつま市、焼酎七蔵(南さつま地場焼酎普及推進協議会)との連携も成功裏に終わりました。焼酎文化の発信が関連機関の協力で達成できたと思います。 (新村 孝善)

知財を活用した焼酎文化の掘り起こし及び情報発信(136.1 KB)

このページを印刷する

掲載年月日:2022年9月22日

トップに戻る
  • 特許庁
  • 経済産業省
  • 独立行政法人
  • 知的財産相談・支援ポータルサイト
  • よろず支援拠点