窓口支援事例
ICHIGOOJI株式会社
商標事業・経営

事業の船出に商標取得で安心感とブランド力を

企業情報

所在地
福井県坂井市
ホームページ URL
https://ichigooji.com
設立年
2020年
業 種
農林水産業
従業員数
5人
資本金
100万円

企業紹介

 ICHIGOOJI㈱は坂井市北部の「ゆりの里公園」の近くに「ICHIGOOJI」と大きな看板を掲げ、ビニールハウス内でいちご栽培を行っています。経営者は兵庫県から祖母や叔父などの住む福井県に親子で移住し、いちご栽培農家に挑戦し、現在イチゴ栽培・販売を基本に観光いちご園を経営、最近は地元菓子メーカーなどとのコラボ商品を開発・販売を行っています。

相談のきっかけ

 福井県知財総合支援窓口のアドバイザーが「ICHIGOOJI」の看板を見て、何の事業を始めたのかと興味を持ち、また「ICHIGOOJI」は商標登録されているのかと思い調査してみると登録されていませんでした。そこで、経営者はどのようなことを考え事業展開しているのかと思い同社を訪問し、支援へとつながりました。

支援概要

 同社では、「ICHIGOOJI」の商標登録について以前は「難しいのでは」と考えられていましたが、当窓口と専門家にて支援した結果、無事登録されました(第6561027号)。経営者にとっては「ICHIGOOJI」は看板商標であり、安心して事業に取り組めるようにもなりました。さらに手のひらサイズのいちごの開発を行い、商標「イチゴザウルス」を取得(第6535031号)。さらに白っぽい大型いちごに商標「ホワイトザウルス」も登録されました(第6621854)。菓子店や百貨店などとの交渉に商標権を有効に活用するよう、契約書作成などの専門家支援も当窓口で行っています。

支援成果

 商標登録により、商品をPRしやすくなりブランド化につながっています。JA福井県も積極的に応援していただきTVコマーシャルにも出演し、県内での知名度はかなり上がっています。観光いちご園もコロナ化ですが大勢来ていただきました。また大手百貨店へのお話や菓子店からのコラボ商品のアプローチも多くなっています。今後は生産量も増やしていく計画で、事業拡大、新しい従業員の雇用も考えています。

企業コメント

 商標権取得や事業展開プラン、契約案件など、新しい福井の地で気軽に相談できるINPIT福井県知財総合支援窓口に出会えて本当に良かったです。訪問してくださったアドバイザーの方に感謝いたします。知財の重要性を知るとともに、安心して事業に取り組める体制になりました。今後ともよろしくお願いします。

窓口担当者コメント

 若者が事業に挑戦している中で、一部でも応援できる機会を得たことは、この仕事をしていてうれしい限りです。船出したばかりの事業ですがしっかりした考えを持って取り組んでいます。ますます皆さんにおいしいいちごを食べていただければと思っています。 (上野 昌宣)

事業の船出に商標取得で安心感とブランド力を(121.0 KB)

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掲載年月日:2022年10月28日

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