窓口支援事例
和紙素材の靴下肌着のリブランド化支援
企業情報
- 所在地
- 愛媛県四国中央市
- ホームページ URL
- https://hatena-kikaku.jp/
- 設立年
- 2019年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 3人
- 資本金
- -
企業紹介
はてな企画は、タニイワ商事株式会社の新製品企画やデザイン部門として2019年に設立しました。地域の素材を活用して新規商品を開発し、地域の活性化に貢献することを目的としています。現在、インナーソックスとして和紙糸を使用した「素wAshi」、独自の製法により強力な防臭効果に加え、消臭機能も併せもった「防臭+消臭ポリ袋」を新ブランド「M(E)」として販売しています。
相談のきっかけ
相談者が17年前から使用し、商品としては縮小気味の「指先カット5本指のインナーソックス」を自社ブランドで販売したいとのご希望でした。商品には足が蒸れない、臭いが軽減されるという特徴があり、肌着感覚の商品として販売したいので、名称や使用者を特定する手段などについて相談に訪れました。
支援概要
まず、リブランド販売する商品名称「靴下肌着」について、専門家(相原正弁理士)を活用して商標を取得しました(商標登録第6442290号)。さらに、単なるリブランドではなく、地域産業の活性化の観点から、愛媛県よろず支援拠点や公設試との連携により地元(四国中央市)の和紙糸を使用した新商品について、従来品と異なる特徴を訴求するため、商品名称「素wAshi」の早期権利化への支援を行い権利化することができました(商標登録第6442292号)。また、中国へのEC越境販売における模倣対策の必要性を説明し、中国商標出願の支援も行いました。
支援成果
愛媛県よろず支援拠点による販路開拓や販売方法に関する支援を得て、クラウドファンディングの活用、「おもてなしSELECTION 2021」やNYのSOHO地区での展示会、ECサイトなどへの出品、ふるさと納税返礼品への協力等により販路が拡がり、販売増につながりました。また、ブランド、模倣対策の重要性を認識され、知的財産を意識した経営を継続されています。
企業コメント
INPIT愛媛県知財総合支援窓口や愛媛県よろず支援拠点等の支援により、新商品の事業展開において、ブランド化に必要な知的財産権の取得が出来、その活用の重要性についての知識を得ることができました。今後の事業経営において同窓口を活用していきたいと考えています。
窓口担当者コメント
従来商品のリブランドに留まらず、地域活性化を図るための新商品の開発に挑戦され、知的財産の必要性・重要性を認識されています。引き続き、新規商品の開発を継続されており、事業拡大につながるよう知的財産を活用して側面的に支援を継続していきます。
(堀田 雄二)
和紙素材の靴下肌着のリブランド化支援 (115.0 KB)
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掲載年月日:2022年11月16日