窓口支援事例
こだわりのミニトマトの独自販売ルートの開拓支援
企業情報
- 所在地
- 大分県竹田市
- ホームページ URL
- https://ichiryumanbai.net/
- 設立年
- 2010年
- 業 種
- 農林水産業
- 従業員数
- 2人
- 資本金
- -
企業紹介
大分県竹田市荻町(おぎまち)標高550mで夏秋ミニトマトを栽培しています。3S農業(small、smart、simple)を掲げ小さな面積でも収穫量を重視しています。また、それ以上に味、食感にも拘っています。「甘みと酸味のバランス」「うま味」「肉厚食感」などの味を求めると通常は収穫量が下がると言われますが、良い味と収穫量拡大の両方を獲得すべく精進しています!!
相談のきっかけ
相談者は、有機肥料をメインに使用するなど栽培方法に拘ったミニトマトを生産しています。このミニトマトを消費者に直接届ける独自ルートでの販売を計画し、そのシンボルとなるロゴデザインを作成し、このロゴデザインを商標登録するため、INPIT大分県知財総合支援窓口に相談がありました。
支援概要
知財総合支援窓口では、商標出願手続について支援し、また出願後の拒絶理由通知への対応策についても支援を行い、ロゴマークの商標登録を支援しました。
また、商標出願に合わせて、相談者が栽培方法に拘ったミニトマトの情報を消費者にどのように届けるかについてブランド専門家と共に支援を行い、栽培方法など相談者が生産するミニトマトの情報をホームページなどで積極的に発信するよう発信の仕方などのアドバイスを行いました。
支援成果
支援の成果が現れるのは3~4年先になると考えていましたが、予想通り支援初年度はやはり独自ルートによる販売は微々たるものでした。しかし、2年目の2022年はホームページを見て、相談者の栽培方法に拘ったミニトマトの品質に興味を持った個人消費者や事業者などからの注文が大幅に増加しました。
企業コメント
2010年脱サラ就農。JA一択だった販売先が時代とともに緩和され、2020年にECサイトを立ち上げて自力販売にも挑戦しました。分からない事ばかりの中、北坂さんらのお力添えで諦めかけていたブランディング、商標登録など専門的知識を要する案件にも対応することができました。
窓口担当者コメント
相談者が居住する大分県竹田市荻町は標高550mにあり昼夜の寒暖差が大きく、以前よりこの特徴を活かしたトマト栽培が盛んな地域です。今年の個人消費者や事業者などの反応から、今後もこの相談者の独自ルートによる販売が更に増加することが期待されます。
(北坂 学)
こだわりのミニトマトの独自販売ルートの開拓支援(121.1 KB)
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掲載年月日:2023年1月26日