窓口支援事例
湖布
意匠ブランド営業秘密・ノウハウ

自由度が高い「セパレート着物」事業の知財ミックスによる保護

企業情報

所在地
滋賀県野洲市
ホームページ URL
https://koff-sepakimono.com
設立年
2016年
業 種
製造業
従業員数
1人
資本金
200万円

企業紹介

 当社は、主にリサイクル着物を上下セパレートした着物(以下、「セパレート着物」といいます)にリメイクして販売しています。また、昨年発表した子ども用セパレート着物“きものごっこ”(商品名)は、着物の反物や洋服生地を採用し、一から縫製しています。幼児が安全かつ快適に着物を着られるアイデアを凝らして、今後は、さらにこの商品の販売に力を入れていきたいと思っています。

相談のきっかけ

 本件は、同社から滋賀県よろず支援拠点に、セパレート着物をリメイクするサービスに関して、呉服店等から同サービスを行いたいとの引き合いがあったことから、今後どのような点に注意して対応を行うべきかについて相談がありました。それを受けて、同よろず支援拠点からINPIT滋賀県知財総合支援窓口に連携依頼があり、対応することになりました。

支援概要

 知財総合支援窓口では、この呉服店等からの引き合いに対して、営業秘密および「湖布」ブランドの許諾の観点で支援を行いました。また、リメイク事業の強化のための他社への製造委託に関し、営業秘密の保護の観点で支援を行うとともに、“きものごっこ”の知財保護に関してはデザインも斬新であることから、弁理士の活用及び滋賀県工業技術総合センターと連携し、同社自らの意匠出願の支援をしました。

支援成果

 知財保護を念頭に入れた呉服店等からの引き合いに対する対応、製造委託先との契約書の締結、そして、“きものごっこ”について意匠(意匠登録第1725640号)の取得による知財保護が図れました。そして、同社は、意匠出願後、自社のファッションショーにて、従来からのセパレート着物に加え、“きものごっこ”を紹介し、その模様は地元新聞にも掲載されました。

企業コメント

 今回、商品の知財保護に関するきめ細かい支援や適切なアドバイス、また縫製の外注先との秘密保持契約などにも、迅速に対応をいただきました。起業以降、不安なことや悩んでいる時に、まずはご相談できる場所であり大変ありがたい存在です。今後ともよろしくお願いいたします。

窓口担当者コメント

 商品の知財保護だけではなく、販売に向けた支援が多少できたと考えています。今後も滋賀県よろず支援拠点ほかの連携機関と伴走し、支援を継続していきたいと思います。 (有元 幸郎)

自由度が高い「セパレート着物」事業の知財ミックスによる保護(107.3 KB)

このページを印刷する

掲載年月日:2023年2月13日

トップに戻る
  • 特許庁
  • 経済産業省
  • 独立行政法人
  • 知的財産相談・支援ポータルサイト
  • よろず支援拠点