窓口支援事例
株式会社佛英堂
特許商標

新発想のサービスを知財で保護!新たな文化の醸成へ

企業情報

所在地
三重県松阪市
ホームページ URL
https://butsueido.com/
設立年
1906年
業 種
その他
従業員数
7人
資本金
1,000万円

企業紹介

 当社は、三重県松阪市の中心部に店舗を構える仏壇・仏具の専門店です。創業は明治39年で創業以来仏教用具の販売で地域に貢献してきました。当社の野呂専務は情報分野の知識に明るく、伝統的なビジネスに加え、ネット等を活用した新規ビジネスにも果敢に挑戦され、既に3件のネットビジネスモデルを立上げています。

相談のきっかけ

 同社の社名に関する2件の商標登録出願を検討する際、INPIT三重県知財相談窓口を訪ねられたのがきっかけです。この時登録された社名の「佛英堂」と、社名入りのロゴマークは松阪地区では広く周知された商標になっております。

支援概要

 同社の野呂専務は寺の施設が使用されていない時、寺の行事以外の目的で施設を有料で使用許可するビジネスを企画されました。このビジネスモデルの名称「かすてら」について、商標登録出願と拒絶対応の支援を行いました。その後、新規事業となる「持ち運び可能な新たなスタイルのお墓」に際し、「屋外・室内兼用の骨壺兼用墓石」の特許出願の調査の方法について支援し、更に専門家と協同して発明へのアドバイスや専門家との個別の契約に至るまで、特許出願に関する一連の支援を行いました。

支援成果

 「持ち運び可能な墓」が公益財団法人日本デザイン協会のグッドデザイン賞に選ばれ、商標として「偲墓」も登録されました。この「偲墓」の事業は1年前より受注を始めましたが、開始時には複数の地方紙に掲載されるなど、注目を集めました。その後、ネット等で周知を図る努力が実り、現在、新たな文化が醸成されつつあって、これまでの受注実績は、寺院での受注も含め43件になります。

企業コメント

 偲墓は「供養したくてもできない人をゼロに」することを目的とした墓石付きの供養サービスです。このサービスを全国展開するにあたり、類似サービスが無かったため特許申請をしたいと考え、INPIT三重県知財相談窓口様にご支援いただきました。特許登録まで引き続きご支援いただきたく存じます。

窓口担当者コメント

 野呂専務は松阪商工会議所青年部理事に就任されて、地域の活動にも注力されています。また、「かすてら」は現在、松阪市の中小企業ハンズオン支援対象事業者に選定されています。
 今後の新たな事業活度についても、知財面での支援を継続させていきたいです。
(杉山 早実)

新発想のサービスを知財で保護!新たな文化の醸成へ(132.0 KB)

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掲載年月日:2023年3月 1日

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