窓口支援事例
「緑化=フジタ」を目指して!製品輸出に伴うブランディング支援
企業情報
- 所在地
- 鳥取県岩美郡岩美町
- ホームページ URL
- https://fujita-pp.com/
- 設立年
- 1988年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 6人
- 資本金
- 6,477万円
企業紹介
当社は常緑キリンソウの育種・販売、ファスナー式緑化袋(通称:FTMバッグ)の製造販売等を行っている会社です。常緑キリンソウ、FTMバックは屋上緑化・折板屋根緑化・壁面緑化・法面緑化・ソーラーパネル下の雑草対策・モルタル吹付法面緑化など植生困難な法面など全国の様々な場所で使用されています。
相談のきっかけ
ニューヨーク市公園局より、FTMバッグをニューヨーク市の屋上緑化に使用したいとの申出があり、同社は海外進出に伴う知的財産リスクの相談にINPIT鳥取県知財総合支援窓口に来られました。
支援概要
FTMバックに関する技術は国内で特許を取得されているが、商標出願はしていないことから、専門家(森 寿夫弁理士)に相談を行い、まずは商標出願を優先すること、FTM以外で緑化をイメージするネーミング等も検討することの助言を受けました。
この機会に同社のブランディングから見直しされることを提案し、専門家(デザイナー:中村 彩先生)と連携してブランディング戦略の支援を行いました。また、緑化=フジタを定着させるため、緑化をイメージする会社ロゴの作成を提案しました。そして、鳥取県商工労働部通商物流課と連携して活用可能な補助金を紹介し、その補助金を活用してデザイナーと委託契約を締結し、会社ロゴを作成されました。
また、当該会社ロゴについて海外商標出願を行うため、専門家(森 寿夫弁理士)を活用して海外の先行商標調査等、海外商標出願の注意点を助言し、同社は上記補助金を活用して米国商標出願を行いました。
支援成果
同社は、国内および海外での緑化事業の展開に向け、右の会社ロゴを使用して緑化=フジタの定着を図る戦略を取られています。ニューヨーク市公園局向けには、梱包箱に会社ロゴを印刷し、2023年4月より商品を出荷する予定です。
企業コメント
商品の知財保護に関し、夫々の課題に相応しい専門家を紹介いただき、きめ細やかな支援やアドバイスをいただきました。今後は従業員が一体となって、全世界で緑化はフジタと認識されるように販促活動をしていきます。
窓口担当者コメント
今回の支援を基に、ニューヨーク市のビルの屋上が同社による緑化で溢れ、そして、世界中にフジタブランドが浸透していくことを期待しています。
(上田 等)
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掲載年月日:2023年3月16日