窓口支援事例
「東濃桧」を用いたバレル型サウナユニットの新規参入を実現!
企業情報
- 所在地
- 岐阜県加茂郡白川町
- ホームページ URL
- https://www.tohowood.co.jp/
- 設立年
- 1923年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 40人
- 資本金
- 2,000万円
企業紹介
当社は、大正12年に東京神田で木材販売業として創業して以来、間もなく創業100年を迎える製材、木工品加工、製品販売を行う企業です。戦後、創業者の出身地であり、東濃桧の産地である当地に移転しました。当社では、社寺建築や神社建築、文化財から宗教施設まで日本古来の荘厳な建築物にふさわしい木材を取り扱っており、それ以外にも住宅用無垢階段や木枡の販売も得意としています。
相談のきっかけ
「東濃桧(とうのうひのき)」の地域団体商標権者である岐阜県木材協同組合連合会などの下部組織であり実質的な管理運営団体である岐阜県東濃桧品質管理センターの理事長である同社社長が、当該地域団体商標の効果的な活用について、INPIT岐阜県知財総合窓口を訪問されたのがきっかけでした。
支援概要
「東濃桧(とうのうひのき)」の新規展開を検討していたところ、北欧発祥のバレル型サウナのユニット本体構造の課題を解決するために開発した新技術に「東濃桧(とうのうひのき)」を活用することを考えられました。そこで、専門家を活用し、当該新技術のエッセンスの抽出から特許出願するための支援を行いました。
並行して、同社内で募集したバレル型サウナに使用する商標についての出願支援も行いました。その際に、各社員が自分自身の問題として取組み、社内が活性化したとのことで、今後の新商品開発においても活性化できるようにしたいと考えられ、現在、職務発明規程導入に向けた支援を行っています。
支援成果
新商品のバレル型サウナユニットの販売については、窓口と共に訪問した岐阜県よろず支援拠点から指導助言を受け、県外での展示会にも数多く出展し、特許・商標出願のアピールを含めたPR活動に努められています。お客様からの評価も上々で、これまでに約30件の商談がまとまり、また進行しています。
企業コメント
ブランド化を計るため商標登録のご指導をいただきました。さらに模造品と差別化するために特許申請の意義とそのご指導をいただきました。これから、取扱説明書作成の要点をご教授いただき安全に長く不具合なく使用できるように整備していくように担当者と計画を立てています。
窓口担当者コメント
新商品のバレル型サウナユニットの成果が数字に表れたと喜んでおられる姿を拝見でき、担当者として、大変嬉しく思っています。次の開発テーマについても具体的に検討しているとのことで、そのご支援をさせていただくことについても、とても楽しみにしています。
(髙坂 正登)
「東濃桧」を用いたバレル型サウナユニットの新規参入を実現!(126.9 KB)
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掲載年月日:2023年4月 4日