窓口支援事例
新しい花のハンギング容器の知財化支援
企業情報
- 所在地
- 富山県富山市
- ホームページ URL
- https://hana-sou.jp/
- 設立年
- 2019年
- 業 種
- その他サービス業
- 従業員数
- 1人
- 資本金
- -
企業紹介
大好きな花で、大切な人との思い出作りの時間を提供したいと「花・sou」(話そう)を立ち上げました。「花・sou」では、日常の中でホッとする花との生活を体験してほしく、気軽にハンギングバスケットを作ることができる「フラポット」、その改良版である環境に優しい「エコフラポット」を開発しました。また「フラポット」を用いたワークショップの開催にも力を入れています。
相談のきっかけ
創業準備のために参加した富山県主催の創業塾で、INPIT富山県知財総合支援窓口の担当者から知財の重要性を説明して頂いたのが相談のきっかけでした。当時、新しい形のハンギング容器を開発中で、他者の模倣を防ぐためにも知財で保護したいと思いました。
支援概要
相談者が考案した新しい構造の花のハンギング容器に関しては、専門家を交え、知財化の方法を検討しました。併せてネーミングの重要性を説明し、商標出願の検討も行いました。事業化にあたり製造を担う協力会社など3者とグループを設立した際には、権利関係の契約や新製品の製造のためのクラウドファンディング時の注意点などの助言を行いました。また改良製品である「エコフラポット」の知財保護の検討に関しても専門家を活用して助言を行いました。
支援成果
当初は特許での保護を目指しましたが専門家の助言もあり、意匠での出願(自社出願)を行い登録となりました。この権利を基に協力会社との事業グループを設立することができました。また改良製品「エコフラポット」については「フラポット」の意匠権の範囲内であることが確認できたため、「エコフラポット」にてクラウドファンディングに挑戦した際も意匠権取得済みが成功の一因となりました。
企業コメント
この「フラポット」は、知財の保護をした上で製品化を進めたので、安心して事業を進めることができました。またCO2削減量算出などの新しい視点の提案は、これからの事業展開に役立っていくと思います。今後は「エコフラポット」を活用した環境教育などへも力を入れていきたいです。
窓口担当者コメント
創業から製品開発および事業化までという息の長い支援となりました。知財の重要性を十分に理解され、新製品についても「まずは知財」という考え方が定着してきたと思います。今後はブランド戦略の構築についても支援を行っていく予定です。
(荒木信成)
新しい花のハンギング容器の知財化支援(105.5 KB)
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掲載年月日:2023年4月18日