窓口支援事例
有限会社緑の里りょうくん
商標ブランド

国産グレープフルーツのブランド化による事業拡大

企業情報

所在地
宮崎県日南市
ホームページ URL
https://www.ryoukun-miyazaki.com/
設立年
1920年
業 種
農林水産業
従業員数
12人
資本金
300万円

企業紹介

 当社は、日南市の山間にある100年以上続く果樹園で、12年前から国内では珍しいグレープフルーツを栽培しています。生産量は約35トンで、国内でもトップクラスと言われており、味と安全性には自信をもっています。また、年間を通して国産グレープフルーツを味わえる商品を作りたいという思いから、ジュースやゼリー等の加工品も販売しています。

相談のきっかけ

 INPIT宮崎県知財総合支援窓口への最初の相談は、国産のグレープフルーツを商標権で差別化したいとのことで、相談者の愛称と商品名を組み合わせた商標「りょうくんの国産グレープフルーツ」の商標出願を支援しました。(商標登録第5569264号)
 その後、国産グレープフルーツがお月様のように見えることから、日本神話における農耕の神さま(月夜見命:ツクヨミノミコト)にあやかり『月夜実』の名称を商標出願したいと相談がありました。

支援概要

 まず、商標権制度を説明して先行調査の方法を支援しました。その結果、類似の可能性のある登録商標が確認されたことから商標の類否判断について説明し、専門家(弁理士)を活用して『月夜実』の文字の一部を図案化した商標の出願を支援しました。

支援成果

 無事、『月夜実』を商標登録することができました。(商標登録第6651435号)
 現在、相談者の国産グレープフルーツは、ポストハーベスト農薬を使っていないので皮まで食べられる、と人気商品となっており、地元テレビ局の取材も受け、日南市のふるさと納税の返礼品としても採用されています。

企業コメント

 INPIT宮崎県知財総合支援窓口の支援で、商標権制度やブランドの考え方について理解を深めることができました。また、知財の専門家に相談できるため、中小企業にとって大変役に立つ事業だと思います。

窓口担当者コメント

 同社は、「産地づくり」にも取り組んでおられ、農業団体「りょうくんとその仲間たち」も立ち上げられています。今後の更なる国産グレープフルーツのブランド化を期待しています。 (轟木 博)

国産グレープフルーツのブランド化による事業拡大(114.7 KB)

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掲載年月日:2023年5月 8日

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