窓口支援事例
株式会社veeell
商標ブランド

常温加工食品のブランド力強化による販路拡大

企業情報

所在地
宮城県角田市
ホームページ URL
https://veeellkkd.wixsite.com/kakuda
設立年
2016年
業 種
その他サービス業
従業員数
3人
資本金
200万円

企業紹介

 当社は、地域資源(人・もの・こと・場所)の既存価値を現代に求められる価値に転換していくことで、幸せの共有が実感できる社会を創ることに多角的に取り組んでいます。当社事業の一つである缶詰をメインとした常温加工食品事業では、小ロットで最適な加工を実現するため、商品企画からレシピ開発、製造、パッケージデザインまで一貫して行い、低コスト化を図っております。

相談のきっかけ

 地元の食材として知られている地場産の鴨を使った食品の提供を考える中で、まずは同社社長が名付け親である「野田鴨」をブランド化したいとの意向により、商標登録の相談でINPIT宮城県知財総合支援窓口を利用されたのがきっかけでした。

支援概要

 同社として初めての商標登録を行うにあたり、まずは商標権制度に関して説明し、先行商標調査の仕方について支援しました。また、実際に取得可能な商標登録出願を行うべく、商標の形態等についても助言し登録に至りました(「野田鴨」商標登録第6448967号)。その後、種々の加工食品を販売するにあたり、商品名やサイト名等の商標登録について、専門家(若山剛弁理士)の助言を得ながら、出願から権利化まで支援し、同社では現在7件の商標を保有しております。

支援成果

 野田鴨は、芳醇な香りと味わい深い旨味を持つ地場産のブランド鴨として、これを使用した加工食品が好評を博しています。これらを物語のある「クラフト缶詰」(商標登録第6552625号)として、主な販売拠点であるECサイト「あまね」(商標登録第6663750号)のもとで販売しています。食材、食品及びサイトの各ブランドの相乗効果により大幅な売り上げ増を達成しました。

企業コメント

 INPIT宮城県知財総合支援窓口の支援で、商標権の取得やブランド化について理解を深めることができました。また、状況に応じて知財の専門家にも相談できるため、権利取得を途中で挫折することなく最後まで進めることができました。中小企業にとってとても役に立つ事業だと思います。

窓口担当者コメント

 ブランド力の重要性に気付いていただき、継続して商標登録も実践されています。同社の一貫した生産ノウハウを生かして、他者の商品開発事業も請け負っておられ、今後の当社の発展に期待しております。 (森 一英)

常温加工食品のブランド力強化による販路拡大(188.9 KB)

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掲載年月日:2023年8月 8日

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