窓口支援事例
オリーブ産業の新しい柱!未経験の味オリーブペーストへの支援
企業情報
- 所在地
- 香川県小豆郡土庄町
- ホームページ URL
- -
- 設立年
- 2019年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 3人
- 資本金
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企業紹介
当社は、2019年に小豆島産のオリーブの実で作った「オリーブペースト」の事業組合として創業したスタートアップです。添加物を一切使用せず、オリーブの高い栄養価と鮮やかな緑色を保持したままペースト化に国内で初めて成功し、今では健康志向の食品メーカーや菓子店などへ販売を始めているオリーブ需要の拡大に努めている企業です。
相談のきっかけ
同社ではオリーブをオイルや新漬けに加工する際、大きさや熟度などの選果基準を満たさないものは廃棄されてしまうという食品ロスが課題でした。また、農家では実の収穫後、オイル以外の売り先がないことも悩みでした。その中でペースト化を思い立たれ、その進め方をINPIT香川県知財総合支援窓口に相談されたのがきっかけです。
支援概要
同社は京都府の食品研究会社と連携し、2020年にペースト化を完成させました。窓口では食品やマーケティングの専門家も活用し、開発製造に係るノウハウを秘匿化して技術の優位性を確保することや、本ペーストの売り先や本ペーストを使った商品の販売先に対する秘密保持契約や取引契約について支援しました。また商品開発や業務委託などが安定的に行える仕組みや体制づくりも支援しました。
支援成果
自社ブランド「オリーブサンボン」の商標登録の支援も行い、香川県伝統の和三盆糖に本ペーストを混ぜた干菓子を展開しています。また、本ペーストを活用した「オリーブレモン羊羹」が提供先から発売されるなど、「オリーブペースト」の展開が順調に進んでいます。
企業コメント
オリーブはオイル用途がメインで、オリーブ味そのものは広く知られていないため、販路開拓は苦戦しました。しかしお陰様で、グリーンが鮮やかでフレッシュなオリーブの実の味と香りの提供を始めることができました。今後、益々加工食品等でオリーブベースの名産品が出来れば幸いです。オリーブ農家さん達からもたいへん喜ばれています。
窓口担当者コメント
オリーブペースト商品化への熱い思いがお取引先開拓に繋がったと思います。香川県のオリーブ産業の新しい柱となるような新商品エキスやパウダー開発などにも取り組まれており、オリーブ研究から生まれる新たな提案が更なる発展に繋がると期待しています。
(金川 小百合)
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掲載年月日:2023年8月10日