当所は、2017年、「顔の見える発酵食品で、つながりを取り戻そう」のテーマで彦根市に開業し、主に糀屋として発酵の幅広い経験と知識をもとに「話せる発酵屋」として活動してきた結果、高品質の発酵食品を求めるファンが全国に広がりました。2021年、長浜市・商業文化施設「湖のスコーレ」 に入居したのを機にして、コンセプト「醗酵でつなぐ、しあわせ」をベースに、店主の夢であった「どぶろく醸造」に挑戦し、発売に結び付けました。
支援の対象となった商標は単純な言葉を組み合わせたものであり、メディア露出が増えた今、権利のトラブルが起こりかねないと心配していたので、登録できたことで安心して商品展開ができるようになりました。一度拒絶された時とてもがっかりしましたが、力強く応援していただき、無事登録となりました。大変感謝しております。
開業当初における屋号の商標だけでなくその後の屋号の商標に関連する商品の商標についても権利化の支援ができ、商標のネーミングが互いに関連する商標群としての方向性が確立できたことは、今後の商標戦略やブランド化に役に立つと考えます。
(吉井 映滋)
「醗酵でつなぐ、しあわせ」事業展開に応じた商標戦略の支援(324.7 KB)
掲載年月日:2023年8月22日