窓口支援事例
シャッターアートを活用した商店街振興取組支援
企業情報
- 所在地
- 静岡県伊東市
- ホームページ URL
- -
- 設立年
- 1993 年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 1 人
- 資本金
- -
企業紹介
伊東市の「あんじん通り商店街」で、ブティックとカフェを併設した店を開いています。
相談のきっかけ
INPIT静岡県知財総合支援窓口が伊東商工会議所と連携して「伊東の魅力ってなに??」と題した商店街支援知財セミナーを開催。
セミナーに参加した相談者は、店を開かれている「あんじん通り商店街」がシャッター通り化すると共に、商店街の繋がりが希薄化してきてしまっていることに心を痛められていました。
そこで、振興の一環として店舗シャッターにアート作品を描くことを企図。地元伊東高等学校城ケ崎分校美術部に協力を依頼され、「歴史/地元を反映させたアートをシャッターに描く」をコンセプトとしてアピールしました。その結果、コンセプトに賛同し、協力してくれる商店主の方々が増えたことで、シャッターアート通り化することに成功。作画に取組む高校生とのコミュニケーションが起点となり、街の繋がりも復活しました。
aなお、この取組は
NHKや
静岡新聞などのマスコミでも紹介されました。
また併せて、シャッターアートの完成記念イベントにおける高校生によるスイーツの販売や、将来的なシャッターアートの商品化等を検討されていました。
支援概要
知財に関する知識が不足していたことから、商標権及び著作権等について説明し理解を深めていただくことで、今後の取組におけるリスク回避を支援させていただきました。
支援成果
シャッターアートを作画した伊東高校城ケ崎分校は、令和5年春に、伊東市内の他2校との合併が決まっていました。相談者は、高校生達の人生の糧となるような支援を模索されていたことから、高校生に対する知財セミナーの開催を提案。伊東高校城ケ崎分校美術部部員及びその卒業生の方々に対し、
知財セミナーを実施しました。
特に、デザイン関係の仕事において重要となる、意匠権、商標権、著作権等について学んでいただきました。
企業コメント
私は、商店街が生まれ変われる時期に来ていると思います。今回の取組みは、地元の魅力を引き出し商店街復活の第一歩になりました。商店街には地域を活性化する基本があるので、商工会議所や行政も一緒になって取り組めば、どこの商店街も復活に繋がると思います。
窓口担当者コメント
シャッターアートに関わった、全ての方々の思いが一つになって実現したプロジェクトだと思います。この取組で育まれた繋がりが、今後も更に広がっていくことを期待しております。
(中村 宏之)
シャッターアートを活用した商店街振興取組支援(131.3 KB)
このページを印刷する
掲載年月日:2023年10月13日