窓口支援事例
企業の強みを見える化!コア技術を活用した商品開発支援
企業情報
- 所在地
- 長崎県諫早市
- ホームページ URL
- https://technoogawa.jp/
- 設立年
- 2007年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 5人
- 資本金
- 100万円
企業紹介
当社は、現会長が前職の企業の廃業を機に、空間除菌用のオゾン発生装置と水中カメラの事業を引き継ぐ形で1998年に創業しました。空間除菌以外に真珠養殖でも使用されているオゾン発生装置及び漁業用の水中カメラのいずれも長崎県でのシェアはほぼ100%です。
相談のきっかけ
同社は、新型コロナウイルス感染症対策として、同社のコア技術であるオゾン発生装置を改良し、スーパーの買い物カゴ等を除菌できる装置を開発しました。
その権利化について、INPIT長崎県知財総合支援窓口に相談があったことがきっかけです。
支援概要
この買い物カゴ等を除菌する装置はユニークで親しみやすいという特徴があったため、商標権で保護し、ブランド化を進める支援を行いました。
また、同社の事業全体について窓口でIPランドスケープ支援を行い、競業他社に関する情報を提供しました。
さらに、専門家(中小企業診断士 藤井健太郎先生)を活用してローカルベンチマークシートや経営デザインシートの作成も支援し、同社の強みを見える化した上で、商品開発や販路開拓を支援しました。
支援成果
支援によって、商標「さっきん君」を登録できました(商標登録第6594734号)。
また、補助金を活用して「さっきん君」の開発を進めることを提案し、大型の除菌装置を試作するとともに、ホームページでの公表、上市、試用も開始しています。
さらに、「さっきん君」のバリエーションとして履物等用の小型の除菌装置も試作しています。
企業コメント
支援を受ける過程で、自社の製品を今後どういうふうに開発していくかの道筋が見えてきました。
コロナ禍により、世の中は感染対策に敏感になっています。「オゾンで空気をきれいに、オゾン水で水をきれいに」を念頭に、当社では、除菌ボックス「さっきん君」の開発、販売、またオゾン水製造装置の製造、販売を中心に商いを続けていきます。
窓口担当者コメント
相談者には、自社の保有する知的財産をきちんと認識、活用していくことが企業の成長に欠かせないことを認識していただけました。今後もコア技術をもとに新たな価値創造に取り組んでいただきたいと思います。
(池原 敏郎)
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掲載年月日:2023年10月18日