窓口支援事例
マウスピースの上市に向けた機関連携支援
企業情報
- 所在地
- 福島県郡山市
- ホームページ URL
- https://www.ksm-japan.co.jp/
- 設立年
- 1995年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 14人
- 資本金
- 3,000万円
企業紹介
当社は「金属加工事業部」「メディカル事業部」「開発事業部・販売事業部」の3つの事業部を持つ開発型のものづくり企業です。医療分野での経験、実績を踏まえ「KSMクオリティー(品質至上主義)」を全事業部の共通事項として事業を行っております。昨今は人手不足という業界並びに企業の課題を解決するプロダクトも手掛けております。
相談のきっかけ
コロナ感染拡大における医療機関及び医療従事者の方々の感染予防対策として、県内医療機関及び医療従事者の皆様からの意見を参考に開発中の内視鏡検査用の飛沫防止マウスピースの知財戦略についての相談のため、INPIT福島県知財総合支援窓口に来訪いただいたことがきっかけです。
支援概要
同社が開発した内視鏡用の飛沫防止マウスピースの模倣対策として、特許権取得に向けた専門家(弁理士)との協働による知財支援を行いました。また郡山市を中心に郡山地域テクノポリス推進機構、ふくしま医療機器開発支援センターとの連携体制を構築し、内視鏡用の飛沫防止マウスピースの上市に向けた製品評価及び製品PRのための営業ツール制作等に関する伴走支援を行いました。
支援成果
特許権(特許第6955806号)で保護された内視鏡用マウスピースの上市に貢献することができました。また郡山市及び郡山地域テクノポリス推進機構との連携によるマッチング支援を通じ、飛沫抑制効果を可視化した
a製品PR動画を制作しました。現在も県内を中心に多くのクリニック、病院への導入実績につながっています。
企業コメント
上部内視鏡診療の領域は日本国内のみならず、欧米の大手も参入している業界です。そのような中で製品を医療機関に届けるために知財は必須でしたが、弊社単独では困難だった知財取得もINPIT福島県知財総合支援窓口の担当者と数多くの打合せを重ねることで実現できた事業と考えております。
窓口担当者コメント
クライアントのニーズを的確に把握し、いち早く製品化できる同社の企画提案力と技術開発力はとてもすばらしいです。今後も事業課題に対し、知財の面から支援していきます。
(金澤 延人)
マウスピースの上市に向けた機関連携支援(122.3 KB)
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掲載年月日:2023年11月28日