当社は、2023 年に開業したばかりの企業です。2005 年から小規模農業に取り組み、小松菜、大根、葉大根、チンゲン菜、ビタミン菜、里芋、ジャガイモ、トマト、キュウリ等を栽培し、スーパーマーケットで販売しています。小規模農業では機械化といえば耕運機くらいなもので他には何もありません。そのため負担となる作業が多いのですが、中でも種蒔き作業は特に負担が大きいためこの点を改善しようと、4年の歳月をかけ「種の筋蒔き定規」を考案しました。今後は販路を開拓し小規模農業者のお役に立ちたいと考えています。
4年もの歳月をかけ「種の筋蒔き定規」を考案し、模倣品対策のためINPIT 徳島県知財総合支援窓口に相談し、実用新案権と商標権の計3件の権利を取得する事ができました。さらに、徳島県よろず支援拠点等多くの皆様にご支援をいただきました。知的財産の分野は素人にはわかりづらい分野だったのですが、同窓口のおかげで模倣品対策も権利取得によって達成できたと考えています。お世話になりました。大変感謝しています。これからの「種の筋蒔き定規」の販路拡大にも、是非力になっていただきたいと思っています。
ご家族が畑で苦労して種蒔きをされている姿を見て着想された「種の筋蒔き定規」は、ご家族同様に種蒔きの際に苦労されている小規模農業者の負担軽減の一助となるものと期待します。今後も、何らかの課題が生じたときには、適切な支援機関と連携することで「種の筋蒔き定規」の製造販売を支援し、売り上げアップに貢献したいと思います。
(依田 司)
実用新案権等の取得及び他の支援機関との連携による製造販売支援(114.4 KB)
掲載年月日:2024年1月26日