当社は、レザーソムリエの資格を活かして財布やかばんなどオリジナルの革製品や貴金属製品を販売しています。より良い革製品作りのため、日本独自の技法である鍛接(軟らかい鉄と硬い鋼を重ねて打ち合わせる)を習得し、今回、刃に地元企業の鋼を、柄には加工した地元の除伐・間伐材に地元の漆を施し、天然の鹿角に草木染など自然素材を活かした高機能な工芸用刃物の開発を行いました。
当社の工芸用刃物の開発・上市・拡販に向け、商標登録などについてINPIT茨城県知財総合支援窓口をはじめ関係機関からご尽力いただきありがとうございます。他者の商標使用を差止めることができ、ビジネスの妨げを排除することができました。また、知事選定受賞、新聞への記載、海外展開など製品の拡販につながる支援をいただき感謝しております。
日本古来の鍛接技法と地元の素材を活かした高機能な製品化に関し支援させていただき感動しています。次の目標のものづくりを通した地方創生や本格的な海外展開において、関連機関と連携し、知財の側面から引き続き支援を行っていきたいと思います。
(鈴木将司)
伝統の刃物づくりを支える知財支援(167.3 KB)
掲載年月日:2024年2月 7日