窓口支援事例
加栄レース株式会社
商標ブランド海外展開契約・法務

商標を用いた生地等のブランド化

企業情報

所在地
群馬県桐生市
ホームページ URL
https://tricolum.jp/
設立年
昭和53年
業 種
製造業
従業員数
32人
資本金
1,000万円

企業紹介

 当社は群馬県桐生市にあるレース生地の製造工場です。インテリア、アパレル、産業資材用途の生地及びカーテンやソファ-カバー等のインテリア製品を製造しております。桐生織物産地は、江戸時代後期にマニファクチュア(工場制手工業)制度が確立され、現在もなお受け継がれております。当社の企画や独自の技術によってその役割を担うことで、織都桐生(しょくときりゅう)の伝統を守り、さらなる発展に寄与したいと考えております。

相談のきっかけ

 同社はレースのカーテンやソファーカバー等のインテリア製品を中心とする業態でしたが、2019年から、かねてより「光を編む」をコンセプトに開発していた唯一無二のラメニットによるぬいぐるみ、洋服、和服への進出を企画し、ブランド化を模索していました。同社はもともと知的財産権についての重要性を理解しており、折に触れてINPIT群馬県知財総合支援窓口に相談に来られていました。

支援概要

 ラメニットのブランド化を目指し、2021年に「TRICOLUM」の国内商標登録出願を行い商標権(登録6455198)を取得し、2023年にマドプロ出願による外国商標登録出願を行いました。当窓口はこれら国内外の出願の支援、外国出願補助金の紹介に加え、このブランドによるぬいぐるみ等のデザイン化に当たり著作権契約等の契約書作成の支援を行いました。

支援成果

 商標「TRICOLUM」を国内で権利化、国外で商標出願したことにより、国内及び海外において安心してブランド化を進めることができるようになりました。そのため、国内は元より海外発信力が大きい有名芸能人、スタイリスト、及びデザイナーと積極的にコラボを進めることができるようになりました。

企業コメント

 不明瞭だった知的財産権の知識が同窓口に相談することによって明瞭化されました。出願費用をできるだけ抑えるため、直接特許庁、世界知的所有権機関(WIPO)へ出願しました。提出書類を作成するため、伴走型支援をしていただき、出願はもちろん、社内の知識として身に付き、会社の財産として残りました。

窓口担当者コメント

 商標権の指定商品として、生地、人形はもとよりかばん類、クッション、被服及び履物等を指定しているので、当該商標権はラメ生地を使用した幅広い製品のブランドを保護するのに役立つと考えられます。今後のブランドの発展が楽しみです。 (道辻 義彦)

商標を用いた生地等のブランド化(124.1 KB)

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掲載年月日:2024年2月16日

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