窓口支援事例
浜田紙業株式会社
商標ブランド

商標活用によるブランディング強化支援

企業情報

所在地
石川県金沢市東蚊爪町
ホームページ URL
https://kaminotakuhaibin.com/
設立年
1965年
業 種
卸・小売業
従業員数
-
資本金
1,000万円

企業紹介

 当社は、昭和25年の創業以来、石川県金沢市で紙製品全般の卸売を行ってきました。当社では現状維持は衰退であると捉え、常にチャレンジしてきたからこそ70年以上商売を継続することができました。「時代の変化に対応する」企業として常に新しい視野で挑戦し、今後も100年企業を目指していきたいと思います。

相談のきっかけ

 同社が2019年2月からWebサイトに「紙の宅配便」の名称で紙製品のインターネット販売を開始したところ、一般顧客への販売が増加したことから、取り扱う商品を一般のお客様に親しみやすくしたいということでブランド力の強化が重要な課題であると考え、INPIT石川県知財総合支援窓口を訪問されました。

支援概要

 最初はWebサイト「紙の宅配便」の商標権取得を検討し専門家へ相談しましたが、権利取得が難しい可能性があるとの助言から、商品で注目の高かった魚や肉類の水分吸収をする緑色の紙製品「グリーンパーチ」の商標取得に挑戦しました。しかし権利取得に至らず、このまま諦めたくないとの想いから「おさかなパックン」という図形デザインを含む2件の商標出願を支援したところ、無事登録されました(商標第6550282号、商標第6560390号)。併せて、デザイナーとの著作権譲渡並びに人格権不行使の契約締結に関しても助言を行い、パッケージ化に向けた支援も行いました。

支援成果

 以前から鮮魚店では知られたグリーンパーチ紙を、魚の熟成を楽しむお客様向けにボックスタイプのパッケージに取り入れ、支援により取得した商標「おさかなパックン」を表示させたことで、商品アピール力が強化され、釣具店や飲食店だけでなく一般顧客向けの小売店への販売も増加し、商品の認知度を高めることができました。

企業コメント

 商品の知名度向上のための商標登録について一から丁寧に助言をいただきました。商標により徐々に商品知名度が上がっていることを感じており「おさかなパックンをください」というお問合せを聞くたびにうれしい気持ちになります。この度はありがとうございました。

窓口担当者コメント

 同社は卸売中心のビジネスでしたが、Webサイトでの販売により一般顧客への販売増を実現しました。同じ商品でも顧客への認識を高める商標の効果を実感でき、商品の訴求力を高めるための知財活用の取組を今後も期待したいと思います。 (原 正明)

商標活用によるブランディング強化支援(117.8 KB)

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掲載年月日:2024年2月20日

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