窓口支援事例
スプレー菊「ニコッとマム」で売上拡大
企業情報
- 所在地
- 鹿児島県曽於郡大崎町
- ホームページ URL
- -
- 設立年
- 1995年
- 業 種
- 農林水産業
- 従業員数
- 2人
- 資本金
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企業紹介
当園は、鹿児島県曽於郡大崎町で、季節の花きを栽培し販売している農園です。特に、秋から初夏にかけては、スプレー菊の生産・販売を進めています。
当園は新しい花き市場開拓に意欲を持っており、福岡市を中心に生産した花きを供給しています。
相談のきっかけ
同園が独自の技術で生産した多彩な色合いのスプレー菊を福岡の市場関係者に紹介した際、非常に高い評価を得ました。また同時に、福岡を中心に活動されているフラワーアーティストの先生に本スプレー菊を「ニコッとマム」と名付けてもらい、SNS等で紹介いただいたところ、市場から大きな反響がありました。
それにより、同園は販売にも手応えを感じ、INPIT鹿児島県知財総合支援窓口に商標登録の相談に来られました。
支援概要
2021年2月に、「ニコッとマム」を商標登録したいとの最初の相談を受けました。当窓口では先願調査を勧め、調査のためにJ-PlatPatの操作方法を説明しました。その後、先願となる商標出願がないことを同園にて確認し、専門家を活用しながらの支援を経て、「ニコッとマム」を出願されました。
本商標は、2022年2月に商標登録されました(商標登録第6526271号)。
支援成果
今回の商標登録の効果として、同園の「ニコッとマム」は、福岡市を中心に高品質の花としての知名度が向上し、売上が増加中で、今後、さらに増加が見込まれています。また、同園の「ニコッとマム」は、東京の著名な華道家からも高い評価を受けており、その旨を、当窓口にも報告してくださいます。
企業コメント
名付けてもらったフラワーアーティストの先生から勧められて「ニコッとマム」の商標登録を決意しました。生産技術の難しさはありますが、現在の当社の生産能力を超えた需要があるので、周囲の仲間にも呼びかけて取得した商標を地域のブランドとして育成するのが夢です。
窓口担当者コメント
同園の商標の「ニコッとマム」は、「花を見て微笑む人々の姿を想像させる」商標であり、これからも相談者の想いを反映した支援を継続して行うことが大切だと考えています。
(田中 智)
スプレー菊「ニコッとマム」で売上拡大(205.4 KB)
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掲載年月日:2024年3月 6日