窓口支援事例
高陽精行株式会社
商標ブランド営業秘密・ノウハウ

新規事業における知財戦略支援

企業情報

所在地
茨城県ひたちなか市
ホームページ URL
https://www.herzoedio.com
設立年
2016年
業 種
製造業
従業員数
6人
資本金
300万円

企業紹介

 当社は、鉄及び合金などの材料を用いて、NC旋盤・マシニングセンターによる精密部品加工・各種試験片加工・各種治工具加工を行う企業です。高精度な加工技術を持っており、最新の検査機器の導入と検査員の育成に力をいれ、高品質、高精度の品物、製品を安定してお客様に提供できるよう品質管理に取り組んでいます。

相談のきっかけ

 同社は、精密加工技術を活かして、楽器用シールドケーブルやマイクシールドケーブルなどの製作・販売を行う新規事業を検討しており、知財保護についてINPIT茨城県知財総合支援窓口に相談がありました。

支援概要

 イメージどおりの「音」を出す最適なケーブルセットの組合せや製造方法にノウハウがあることを確認し、営業秘密として秘匿化して情報管理するよう助言しました。同時に、ブランド名による他社差別化と企業イメージの強化を図ることを提案し、パンフレットや商品に使用するブランド名について、専門家(弁理士)と連携して商標登録出願、早期審査出願の支援を行い、商標登録第6738424、第6738425を取得されました。また、ネット通販立ち上げ時には表現や注意すべき点などについて、よろず支援拠点と連携して支援を行いました。

支援成果

 「Herzoedio」の商標取得後、ネット販売を2023年9月から開始しました。マニア層に好評で引き合いが増え、ブランド展開に注力でき、ケーブル種類の追加やクリアポーチなどの付属品の販売開始など、更なる事業展開に繋がりました。

企業コメント

 初めての自社製品販売(ECサイト含む)に当たり、同窓口担当者様から知財保護の重要性についてご説明いただき、知識を深めることができました。専門家の先生や相談スタッフの方にも様々なご支援をいただき、2件の商標登録を取得することができました。丁寧にご指導いただいたおかげで、販売開始以降大きなトラブルもなく、販促活動に取り組むことができて大変感謝しております。

窓口担当者コメント

 同社社長の音への熱い思いから生まれたブランド「Herzoedio」の商品技術力はとてもすばらしく、今後さらに売上げを伸ばしていくことが期待されます。今後も、事業課題に対し、知財面から支援していきます。 (大塚 進)

新規事業における知財戦略支援(120.1 KB)

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掲載年月日:2024年3月 7日

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