窓口支援事例
食品切断装置の事業化に向けた知財支援
企業情報
- 所在地
- 茨城県水戸市千波町
- ホームページ URL
- https://leblanc.co.jp/
- 設立年
- 1982年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 16人
- 資本金
- 1,000万円
企業紹介
当社は、おいしいフランス菓子をお客様に味わっていただきたいと常に思いながら、日々お菓子作りをしております。季節の食材や地元の食材を多用し、新鮮で安心して食べていただけるお菓子を作っております。
相談のきっかけ
ケーキ等の食材のカットには超音波切断装置が適していますが、市販の装置は高額なため、同社は自社用に超音波切断装置を自ら開発しました。同じような悩みを抱えている同業者のために、開発した超音波切断装置を販売することを考え、その前に知財で保護できないかINPIT茨城県知財総合支援窓口へ相談がありました。
支援概要
最初にクリアランス調査の必要性を説明し、J-PlatPatによる特許等の調査について支援を行いました。その後、専門家(弁理士)相談を経て2件の実用新案登録出願を行い登録となりました(登録3236397号及び登録3237162号)。なお、自ら出願書類を作成することを希望されたため、一般的な助言を行いました。また、展示会へ製品名を付けて出展したいとの相談を受け、先願調査や出願に係る支援を行ったのち商標登録出願を行い登録になりました(登録6724215号)。
支援成果
一般社団法人日本食品機械工業会主催の食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2023」において、製品名「Vibcouteau」(ヴィブクト-)を表示した食品切断装置を出展されました。また、同社では新たに食品切断装置の開発部を設置して事業化を進めており、上記展示会後には数社から受注がありました。
企業コメント
自社開発の「Vibcouteau」超音波カッターの販売にあたり、登録出願をすることによって安心して販売をする事ができました。またお客様にも安心してご使用していただくことができ、商品力も上がりました。INPIT茨城県知財総合支援窓口の担当者に一つ一つ丁寧にご指導いただき、スムーズに進める事ができましたので、引き続き、色々な案件で相談をしていきたいと思います。
窓口担当者コメント
「同じような悩みを抱えている同業者にも使って欲しい」との同社経営者の想いに対し、知財保護の側面から支援させていただきました。実用新案や商標取得後に望んだ展示会では、好評を受け、数社からの受注につながりました。
(武藤 康晴)
食品切断装置の事業化に向けた知財支援(95.1 KB)
このページを印刷する
掲載年月日:2024年3月11日