窓口支援事例
ショーダテクトロン株式会社
特許社内体制

経産局との連携による社内知財体制の整備

企業情報

所在地
静岡県浜松市中央区
ホームページ URL
http://www.stech.co.jp
設立年
1957年
業 種
製造業
従業員数
65人
資本金
1,500万円

企業紹介

 当社は浜松市に拠点を置く精密機械メーカーで、主にプリント基板加工装置(プリント基板の切断、面取り、V溝加工など)とガラス加工装置(スマートフォンなどのガラス基材の端面研磨、樹脂塗布など)の2つの事業を柱としています。企業理念である"変革、挑戦、創造"を掲げ、この信条に基づいて企業活動を行っており、特に世界で初めてVカットマシンを開発し、世界各国で高いシェアを獲得しています。現在では医療器具の開発・製造など、従来取引のなかった業界に進出しています。今後も、工作機械の次世代を見据え、常に最先端の技術を追求し、業界をリードし続けることを目指していきます。

相談のきっかけ

 同社とは以前から医科大学との医工連携による医療用器具開発の特許出願支援等の相談支援を行っています。令和2年に神谷直慈弁理士をリーダーとする関東経済産業局の伴走型支援で知財経営に関し「ライフサイクルの早い製品やメーカーニーズへの対応力強化」を取組目標として支援をスタートし、5回にわたる支援の後、残った課題として社内体制の整備がありました。

支援概要

 社内体制の整備として、職務発明規程及び営業秘密管理規程作成を支援しました。職務発明規程については、INPIT窓口機能強化事務局の山村正明氏から特許法第35条改正の背景や判例等をわかりやすく解説いただき、同社にふさわしい規程を作成しました。次に、営業秘密管理規程については、技術流出防止の課題も抱えていたことから、INPIT知的財産戦略アドバイザー北村真之氏にご支援をいただき、規程を作成しました。また両規程の運用のために就業規則の一部改訂も行いました。
(写真は同社を代表するプリント基板加工装置MVC-630D)。

支援成果

 特許補償金の支払実績や図面の㊙表示、契約件数の増加など社内の意識の向上を実感しています。

企業コメント

 今回、INPIT静岡県知財総合支援窓口様のご支援により営業秘密等をどのように管理運用するかを明確にする事ができました。課題はまだまだありますが引き続き、アドバイスをいただきながら今後も対処してまいります。

窓口担当者コメント

 社内規程の整備は完了しましたが、それらを運用していくための知識が重要で、言い換えればそういった人材を育成することが最も大切と感じています。企業の成長に不可欠なそれらの支援を継続していきます。 (近藤 達憲)

経産局との連携による社内知財体制の整備(358.7 KB)

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掲載年月日:2024年3月29日

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