窓口支援事例
バス釣りのルアー構造のイノベーション
企業情報
- 所在地
- 京都府京都市
- ホームページ URL
- https://www.youtube.com/@TTT-xz2tf
- 設立年
- 2023年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 1人
- 資本金
- 30万円
企業紹介
当社代表取締役の玉木は、一般にハードプラグと呼ばれる浮力体を有する硬質素材性のルアーの可能性を既存の枠から広げるために、大学在学中にハードプラグにフックを内蔵する機構「SSS」を開発しました。その後、自分のデザインを世の中に送り出すために株式会社TTTを立ち上げました。一人法人ですが、クラウドファンディングを経て、製品化、量産化に向けて一歩ずつ進んでいます。
相談のきっかけ
同社は2023年2月に新しい機能のルアーの発明をしたので権利を取得したいとINPIT京都府知財総合支援窓口に来られました。ルアーの構造を聞き、多数の技術的なイノベーションが実現されていて驚きました。本人の情熱と発明品への理解の深さを実感し、特許出願支援を開始しました。
支援概要
そこで、早々に特許出願、審査請求、減免申請、早期審査請求等オンライン出願の方法をアドバイスし、出願後には中間対応手続や分割出願等もアドバイスしました。並行して、9月に同社のロゴの商標出願を支援しました(商願2023-105893)。起業の準備や補助金に関しては京都府よろず支援拠点の支援を受け、事業戦略、海外展開や資金繰りに関してはINPIT-KANSAIの知財戦略エキスパートの支援を受けて打合わせを行い、事業計画の立案を支援しています。
支援成果
支援の結果、2件の特許権を取得できました(特許第7342297号、7374371号)。特許の権利化を確認後、このルアーの開発経過や効果をYouTube等で発信したところ、28万回以上の再生をカウントしたとのことです。また、製品化のための資金をクラウドファンディングにて募ったところ300人以上の方から350万円もの支援を受けました。更に新たなコンセプトのルアーを発明し2件の特許出願をされ、着々と商品化を進められています。
企業コメント
「お金はない、しかしどうしても特許が欲しい」そう言って同窓口の門をたたいた大学生の話を親身に聞いて、拙い文章の書類に毎週アドバイスしてくださいました。また、今日までこの場には記載できないほどの本当に手厚い御支援をいただいております。厚く御礼申し上げます。
窓口担当者コメント
バス釣りに熱中したことをきっかけに、画期的なルアーを開発し起業されました。継続して新商品を開発され釣りの楽しさを広められるとともに、事業としても国内を含みグローバルに展開していかれることを期待し、関係機関とともに応援していきたいと思います。
(吉川 昭男)
バス釣りのルアー構造のイノベーション(147.6 KB)
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掲載年月日:2024年7月10日