窓口支援事例
秦野商工会議所
商標事業・経営

「秦野ジビエ」を活用した地域経済活性化支援

企業情報

所在地
神奈川県秦野市
ホームページ URL
https://www.hadano-cci.or.jp
設立年
1948年
業 種
公的機関
従業員数
-
資本金
-

企業紹介

 当所は1948年に設立されて以来、公益法人として地域商工業の発展を図ることを目的に、幅広い活動を行っています。特に、観光飲食部会では、秦野・丹沢で捕獲された野生鳥獣の肉を使ったジビエ食材を新たな地域資源として活用するために、「秦野ジビエ」をスローガンに掲げ、2023年より普及活動を行っています。当所及び秦野市のホームページにも紹介していますので、是非御覧になってください。

相談のきっかけ

 同所は鳥獣対策の一環として、シカなどの野生鳥獣の肉を加工し、「秦野ジビエ」として商品化する活動を2021年から開始しました。その際に「秦野ジビエ」を知的財産権で保護したいので支援してほしいとの相談を受けました。

支援概要

 商品に使用する商標を出願し、権利化することでブランド力の向上を図ること、特に、出願する商標に関して、ブランドイメージをアピールするマークをデザインすることが重要であることをアドバイスしました。その後、商標「秦野ジビエ」の出願と権利化のための支援を行い、2022年5月に登録商標を取得することができました(第6558299号)。さらに、同様の普及活動を進めていた秦野市との連携協力を提案し、地域全体での広域活動を実現することができました。また、登録商標を地域企業等の皆様に使用していただくためのルール(契約)の作成等の体制整備の支援も行いました。

支援成果

 商標の使用形態に合わせて、加工食品を含む広い範囲での商標権取得を支援することができました。また、商標権を取得後の維持管理の体制の整備も支援しました。現在、「秦野ジビエ」として、秦野市と秦野商工会議所が協力して普及活動を進めています。ジビエ肉及びその加工食品を販売している精肉店、あるいはジビエ料理取扱店が25店舗以上になり、今後、ますます増加する見込みです。

企業コメント

 当所の所有する登録商標を秦野市に譲渡し、統一した商標の利用環境を整備しました。この際もINPIT神奈川県知財総合支援窓口に支援いただきました。商標「秦野ジビエ」はジビエ普及事業の保護・利活用・地域ブランディングに活用されています。商標登録出願や知財リスク回避において迅速にアドバイスいただき本当に感謝しています。

窓口担当者コメント

 地方新聞等のマスコミでも報道されるなど徐々に周知されブランド力も向上していると思います。また秦野市との連携により活動がより広域に拡大できたことも良かったと思います。今後本活動が一層進展し地域経済が活性化するよう引き続き支援してまいります。 (高橋 光男)

「秦野ジビエ」を活用した地域経済活性化支援(130.8 KB)

このページを印刷する

掲載年月日:2024年7月17日

トップに戻る
  • 特許庁
  • 経済産業省
  • 独立行政法人
  • 知的財産相談・支援ポータルサイト
  • よろず支援拠点