窓口支援事例
ブランドらっきょう、ライセンス契約で更なるブランド化!
企業情報
- 所在地
- 鹿児島県南九州市
- ホームページ URL
- https://esrendre-foods.jp/
- 設立年
- 2004年
- 業 種
- 農林水産業
- 従業員数
- 6人
- 資本金
- 300万円
企業紹介
当社は、鹿児島県南九州市で野菜や果物の生産・加工販売を行っております。その中でも農産物のブランド化・6次産業化については、いち早く取り組んでおります。特に当社のらっきょうは、砂丘地で栽培されるため繊維質が細かくシャキシャキしているなどの特徴があり、「白宝らっきょう」(商標登録第5160455号)の名称で商標権を取得しています。また、過去には鹿児島県新加工食品コンクールにおいて、生姜の加工品「生姜糖」が大賞を受賞しました。
相談のきっかけ
「白宝らっきょう」について、取引先から同社に対し、2023年8月頃サプリメントとして販売したいとの依頼がありました。同社は、らっきょうについては「白宝らっきょう」の名称で商標権を取得していましたが、サプリメントを販売するにあたっても問題がないか念のため確認したいと考えINPIT鹿児島県知財総合支援窓口を来訪されました。
支援概要
まず、商標制度の基本から説明し、サプリメントについては、商標権を取得していなかったため、安心して販売を行うためには、商標権を取得してライセンスしたほうが良いことを説明しました。当該商標はライセンスすることを予定しているため、専門家からも、ビジネス形態や商的流通等を確認しながら、商標登録出願、商標使用許諾契約書の内容や早期審査制度についてアドバイスしました。特に、商標使用許諾契約書については、作成した案を確認しながら契約書の発行日や対象となる商標登録出願についてアドバイスを行いました。2024年4月には、サプリメントに関する「白宝らっきょう」の商標が、無事商標登録されました(商標登録第6798460号)。
支援成果
サプリメントに関する商標権を取得・ライセンスしたことで、安心して原料の納入ができております。また、同様に取引先も安心して販売ができております。ライセンス契約により、対象部門の売上も増加しており、今後も規格外品らっきょうの活用・白宝らっきょうの商品認知度の向上など更なる売上向上が期待できます。
企業コメント
窓口担当者の方・専門家の先生のアドバイスが非常に分かりやすかったです。商標権を取得・ライセンスすることは、自社・取引先の双方にとって重要であることを改めて認識できました。今後の新商品の開発についてもまた同窓口を活用させていただければと思っております。
窓口担当者コメント
経営者が知財に関する意識が高く、支援も順調に進みました。商標登録ができたことで、その活用が可能となりました。ライセンスで周知等を図ることでさらなる販売拡大を期待いたします。
(柴﨑 智成)
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掲載年月日:2024年10月11日
更新年月日:2024年10月15日