窓口支援事例
事業に知財意識を盛り込みリスク軽減!
企業情報
- 所在地
- 山形県上山市
- ホームページ URL
- https://okagesama02.base.shop/
- 設立年
- 2020年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 0人
- 資本金
- -
企業紹介
2020年に自宅前の5坪の小屋を改装してオープンした文房具好きによる文房具好きのための文房具店です。店主が使用して良いと感じた文房具・レトロ・海外の3つをキーワードにした商品を販売しているほか、自社商品も多数開発し、人気を集めています。また、各種SNS投稿を活発に行うことで、全国の文房具ファンにも名前を知られる存在となってきました。
相談のきっかけ
商工会及びINPIT山形県知財総合支援窓口の利用者からの勧めで、自身が考えている屋号やロゴについて商標的な問題がないか、創業前に相談に来られたことがきっかけです。
また、レトロ商品を取り扱うに当たり、将来的に古物の買取りをするかもしれないことを想定し、古物商免許の取得について相談したい意向がありました。
支援概要
ご自身で出願したい意向があったため、商標調査方法、指定商品役務の考え方、出願書類記載方法などについて助言しました。ご自身で選択した指定商品役務でお店のロゴの商標出願を行ったところ、拒絶理由通知書が届いたため、専門家(黒沼弁理士)に拒絶理由内容の説明を受けて自身で対応し、商標登録となりました(商標登録第6419866号)。この際の出願経験をもとに、その後、標準文字でも店名の商標出願を行っております(商願2024-043233)。
また、専門家(向田弁護士)の助言を受けて古物商免許を取得できたほか、様々な作家のイラストなどを活用して自社商品開発を行っていることから、著作物利用許諾契約書の内容の理解を支援し、適正に契約を締結しながら商品化を進めています。
支援成果
商標登録済みのロゴを付した缶バッチ等は人気商品となっているほか、様々な県内クリエイターや異業種企業とのコラボ商品開発などを通して地域振興にもつながっております。クリエイターとの契約においては、自身で契約書内容を理解することで相手方にも説明でき、双方同意のもとで適切に契約締結を行っています。また、全国系雑貨店の銀座店からポップアップショップ出店オフォーがあったことを皮切りに、全国から出店を要請されるまでになったほか、各種メディアの取材や文房具メーカーが会する物販イベント(宇宙遊泳)等への出店で知名度を伸ばし、全国にお店のファンを増やしています。
企業コメント
開業前から様々な相談をさせていただいております。非常に親身になって、分からないことは何度でも何度でも丁寧に教えてくれるので、とても心強いパートナーです。
今後も自社ブランドをしっかりと確立していくために、気軽に同窓口を利用していきたいです。また知人や他社へもどんどん勧めていきたいと思っています。
窓口担当者コメント
創業前から相談に来られたことで知財面について理解を深め、知財に関連する懸念事項を事前にキャッチして、随時、当窓口に相談してリスクを軽減し、事業を進めておられます。現在は全国のコアな文房具ファンにも知られる存在となるなどブランド力も向上しており、今後の発展がますます期待されます。
(渋江 尚子)
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掲載年月日:2024年10月16日