窓口支援事例
地場産の大麦麦芽(モルト)と生乳を使用した製品のブランド構築
企業情報
- 所在地
- 北海道標津郡中標津町
- ホームページ URL
- https://charlie-ub.com/
- 設立年
- 2000年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 4人(他パート5名)
- 資本金
- 300万円
企業紹介
当社は、北海道の東、酪農が盛んな中標津町で、フラワーショップ、カフェ、アウトドア、バルーンアート、花火演出など、複数事業を展開しています。カフェ事業では、地元の大麦麦芽(モルト)や生乳を使用したメニューを開発・提供し、それらのブランド化に取り組み、商標権を得て新商品の上市につなげるとともに、販路拡大を進めています。
相談のきっかけ
同社が2022年、北海道よろず支援拠点に経営相談された際に、商標登録出願の検討についても話されたところ、INPIT北海道知財総合支援窓口を紹介されました。当窓口でお話を伺い、同社及び自社製品のブランド化の取組についてご相談いただきました。
支援概要
専門家派遣(松原亮子ブランド専門家)を3回活用して、自社製品のアイスクリームを対象としたブランディングに取り組みました。この中では、他の製品そして会社としてのブランディングの進め方についても、同専門家からアドバイスを受けました。
また、北海道が認定する北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo)及び加工食品開発を支援する連携支援機関を紹介し、新商品の上市を後押ししました。同制度は北海道ブランドの更なる向上を目指す制度です。
さらに、ブランド化の手段として商標登録出願に取り組み、窓口/企業派遣専門家(太田清子弁理士)を活用して3件の出願を行いました。
一方、「デザイン経営」に関する情報提供及び啓発を適宜行い、当該セミナーに一緒に参加して、今後のブランディング/デザイン経営の進め方について検討を重ねました。
支援成果
自社製品(アイスクリーム)は、北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo)の認定を受けて上市されました。また、ブランド化を図った新たなパッケージデザインを制作し、新たな上市の目処が得られました。商標権については、1件取得(商標登録第6745975号)したほか、現在、更に1件が審査中です。登録商標はコーヒーやクッキーなどの既製製品の新パッケージに活用し、新製品の上市も開始しています。
さらに、北海道経済産業局の令和5年度デザイン思考ワークショップ・専門家派遣事業に採択され、デザイナーの支援を受けることもできました。
企業コメント
地元の素材を使用し、自分たちで新しい商品を作ってみたい…その想いで進めたスイーツ事業。
商品のパッケージやブランディング、販売戦略・商標登録など、わからないことを一つ一つ丁寧にご支援、ご教授いただきました。ぼんやりとしたイメージに輪郭を与え、自分たちだけでは到底望めなかった専門的なアドバイスが、私たちの商品の後押しをしてくれました。今後更に磨きをかけたいと思います!
窓口担当者コメント
複数の事業を展開する中、同社の地元愛、自社事業に対する熱意、そしてお客様ファーストの姿勢を示すブランディングへの取り組みを2年余りにわたって支援させていただきました。デザイン経営にも興味を持っていただいています。
ヘルシーDo認定アイスクリームを始め、同社オリジナルのコーヒー、カフェラテ、クッキー等の製品の拡販、カフェの繁盛を期待しています。
(吉川 毅)
地場産の大麦麦芽(モルト)と生乳を使用した製品のブランド構築(132.3 KB)
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掲載年月日:2024年10月25日