窓口支援事例
管楽器のミュートで事業化
企業情報
- 所在地
- 広島県福山市
- ホームページ URL
- https://brassgear.jp/homemute/
- 設立年
- 2024年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 1人
- 資本金
- 100万円
企業紹介
当社は創業者自身の演奏経験を生かし、吹奏者の課題(従来のミュートでは吹奏感の違い・音程の悪化からリアルな練習ができない)を解決すべく、トランペット用ミュート(弱音器)の開発・販売を行っています。他の楽器関連商品も今後開発予定です。
相談のきっかけ
福山商工会議所に設置している外部窓口に同社創業者が趣味であるトランペット用の弱音器の権利化について相談に来られ、権利化に向けて支援を開始したのがきっかけです。
支援概要
ミュート(弱音器)の権利化で相談に来られたのをきっかけに専門家(專徳院博弁理士)による特許化の助言を行いました。そして、事業化を検討されていたことから福山商工会議所、広島県よろず支援拠点(渡辺幸三様)に連携依頼を行い、創業塾への出席、よろず支援拠点の専門家を活用した事業化支援を行いました。また、同時に商品を販売する上でBrass Gearというブランド名の商標登録について助言を行いました。その後、海外での販売の話が来たことから知財戦略エキスパートと連携し、海外での知財戦略について支援を開始しました。同時に専門家(森寿夫弁理士)による外国出願補助金を活用した海外商標出願支援を行いました。
支援成果
対応した弁理士がサポートし、ミュートの特許出願(特願 2023-088278)、PCT出願(PCT/JP2024/19332)を完了しました。また、国内での商標出願を支援し、2件出願を完了しました。(登録6754020、商願2024-008856)海外での商標出願についてはアメリカ、メキシコ、カナダ、欧州連合、イギリス5か国で補助金に採択されました。
商工会議所、よろず支援拠点の支援により、法人化まで進み、商標登録をしたBrass Gearブランドとしてプロの演奏者からの評価も高く、ホームページでの販売を主に、年間販売目標に対して半年間で183%の売上を達成しました。
企業コメント
アイディアを武器に進んでいく中で知財戦略はとても重要です。INPIT広島県知財総合支援窓口のアドバイスはとても的確で信頼できました。更に事業を進める上での必要な人脈についてもご助言いただけてとても感謝しております。
窓口担当者コメント
自身の経験をもとに開発された製品で事業化まで進み、海外からの引き合いも来ており、今後の活躍が楽しみな企業さんです。今後も新製品の開発を期待しております。
(森本 理子)
管楽器のミュートで事業化(113.1 KB)
このページを印刷する
掲載年月日:2024年11月20日