窓口支援事例
株式会社釧路ホテルマネジメント(ANAクラウンプラザホテル釧路)
商標

コロナショックに立ち向うホテルへの支援

企業情報

所在地
北海道釧路市
ホームページ URL
https://www.anacpkushiro.com/
設立年
1993年
業 種
宿泊・飲食業
従業員数
91人
資本金
300万円

企業紹介

 当社は、釧路市の中心部に位置し、釧路川リバーサイドエリアに隣接する地上17階・地下1階建ての釧路市では唯一の海外ブランドシティホテルです。2022年6月からは、ホテル内で使用する全ての電力に再生エネルギーを使用してCO2排出量ゼロに努めるなど、日本最大の釧路湿原や周囲に広がる貴重な大自然の環境保護に向き合う取組を積極的に行っています。

相談のきっかけ

 同社は、コロナ禍で客数が減少する中、ホテル内の洋菓子店舗を移設してカフェ店舗として新設する内容の、コロナ禍後の攻めの展開を見据えた計画を立てました。店舗名称は会社オーナーの希望案に沿って、他社の商標権を侵害しないか、商標権取得ができるかの観点で調査することとなり、調査方法についてINPIT北海道知財総合支援窓口への問合せをきっかけに支援が始まりました。

支援概要

 新設のカフェ店名称案について、当窓口で類似商標権がないかの先行調査の方法、出願書類、早期審査用手続書類の記載方法等を支援しました。カフェ店の業態構想に合わせた区分、指定商品・役務名の考え方については窓口派遣専門家に相談しました。併せて、ネット情報で同名の店舗があることや類似商標権があるなどの状況を踏まえて、商標権取得の可能性、侵害の可能性についても相談し、窓口派遣専門家からは名称変更のアドバイスもありましたが、名称案へのこだわりと強い想いから後悔がないよう当初の名称で出願してトライされた結果、カフェ店舗のオープンに合わせるように登録査定となりました(商標登録第6575417号、第6575418号、第6575419号)。

支援成果

 カフェ店名称「カフェ ド アッシュ」の商標権が取得できました。さらに、オープン後の店舗営業の中で、お客様要望に応える形でメニュー追加(アルコール系飲料)を行い、それに合わせた商標出願の相談があり、メニュー追加構想に合わせた区分、指定商品・役務名の考え方を窓口派遣専門家に相談するなどの支援を経て、商標登録しました(商標登録第6649248号、第6649249号、第6649250号)。2024年3月には開店2周年を記念してイベント「スイーツブッフェ」を開催、6月からホテルメイドの焼きたてパンの販売開始など、コロナ禍後の積極的な攻めの展開を継続しています。定番のものから定期的な新商品開発により、リピーターが増えてにぎわいを見せています。

企業コメント

 商標登録をするに当たり、このたび、同窓口を利用させていただきました。支援担当者や専門家に相談をすることで的確なアドバイスをいただけ、商標出願手続につきましてもフォローをしていただき、スムーズな申請を行うことができました。とても親身になってアドバイスをいただけるので、ご相談されることをお勧めします。今後とも適切な支援をよろしくお願いいたします。

窓口担当者コメント

 株式会社釧路ホテルマネジメント様の商標権取得に際し、専門家と協働しアドバイスを行いました。コロナ禍の厳しい時期は宿泊・飲食業にとって大変な時期で、私どもの支援が少しでもお役に立てたことがうれしく思います。今後も継続的なご支援をしていきます。 (熊林 義晃)

コロナショックに立ち向うホテルへの支援(161.8 KB)

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掲載年月日:2024年11月20日

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