窓口支援事例
外山商事株式会社
商標デザインブランド

侵害警告からのEC店舗リニューアル支援

企業情報

所在地
新潟県五泉市
ホームページ URL
https://www.toyamashouji.com/
設立年
1951年
業 種
卸・小売業
従業員数
15人
資本金
7,000万円

企業紹介

 当社は1951年の創業以来、ニット製品の生産地として歴史のある新潟県五泉市で様々な糸を撚(よ)ったオリジナル素材等を使い、ファストファッションとは一線を画した価値のあるオンリーワンの商品づくりを目指し続けています。近年ではECにも力を入れ、「こどもじかん」で子供用被服・小物に特化した販売を展開しています。

相談のきっかけ

 同社はEC店舗で子供や母親向け被服・小物等を販売していましたが、その店舗名に関して、かばん類等を指定商品とする同名の商標権者から侵害警告を受けたため、対応について相談できる窓口を探すべくアクセスした特許庁ホームページでINPIT知財総合支援窓口の存在を知ったのがきっかけです。

支援概要

 警告のあった登録商標の権利の有効性や内容を確認するためJ-PlatPatによる調査方法を支援した結果、それ以外にも類似の登録商標が複数存在し、店舗名を安心して継続使用できる状況ではないことから、店舗名を変更することになりました。
 店舗名に関しては新潟県よろず支援拠点の竹谷コーディネーターやブランド専門家(「字と図」吉田様)と連携してネーミングの検討の仕方や考え方等を支援しました。EC店舗で扱う商品が主に子供服であるため子供にフォーカスし、シンプルで記憶に残りやすいことを考慮した結果、新店舗名は「こどもじかん」に決まり、ロゴマークも完成しました。新店舗名とロゴマークは専門家(松浦弁理士)を通じてそれぞれ商標出願の支援を行い、登録に至りました(商標登録第6438383号、第6748747号)。
 また、販売していた子供用ブーツに対して海外メーカーから侵害警告が来た際には、専門家(菊池弁護士)を活用し対応について支援を実施しました。

支援成果

 旧店舗名から新店舗名に無事円滑に移行でき、安心して事業を展開できるようになりました。また、旧店舗名は顧客に認知されており、店舗名の変更に不安もあったものの、新店舗名とロゴマークにも愛着が湧いてきたとのことです。さらに、字数が少なくシンプルな名称はユーザーの記憶に残り、検索されやすいので認知度も向上し、プライベートブランド商品の注文も徐々に増えてきています。

企業コメント

 警告を受けたときは親身に相談に乗っていただきとても心強かったです。新しい店舗名のアドバイスやロゴデザインのヒントを専門家の方たちからたくさん出していただき、納得のいく店舗名が決定しました。この店舗名を大切にしながら、皆様に喜んでいただける商品開発に励んでいきたいと思います。

窓口担当者コメント

 商標権の侵害警告の対応からスタートして店舗名の変更・ロゴマークの完成までを支援する中で、同社には知財・ブランドの重要性も認識していただきました。新しい店舗名・ロゴマークを活用したブランディング・新商品開発などの支援も継続していけたらと考えています。 (小野 力)

侵害警告からのEC店舗リニューアル支援(120.8 KB)

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掲載年月日:2024年12月16日

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