当社は、現在世の中に出回っている薬を患者さんにより寄り添えるように、より自然に「アドヒーランス」(服薬遵守)が向上するような技術を生み出すことを目的に設立されました。当社代表は製薬会社では研究開発に従事していましたが、退職後に薬剤師として働き、患者目線の必要性を痛感、新しい技術の必要性を強く感じました。現時点での技術は、PTP(Press Through Package)を改良した APS(Any Pick Sheet)です。
Medicationとは薬を造って供給する側とは逆に「患者さんが服用する場面」を想定して、誰もがより自然に、便利に服薬できる総合的な方策と捉えています。薬、その物が医療の大きな柱であるのは間違いありませんが、その柱を更に力強く、適切にするための補佐的な技術も大切であると考えます。第一段目の技術に加えて第二段目の技術の具現化に動いています。日本のみならず、世界に広く貢献できることを夢見ています。
製薬企業にいるときは技術確立だけで、その他は専門部署が全て処理してくれますが、個人では全てを処理することは極めて困難です。「アイデア」「思い」をより確実に技術として確立し、特許へつなげるにはいろいろな「スキル」を持った方々の支援は必須です。後ろから力強く支援してくれるのが「INPIT」だと思います。
日本での権利化から支援が始まった案件となりますが、今後外国出願や、活用にむけて、同社売上げが向上できるように継続した支援を行っていきたいと思います。
(荒岡 慶志)
患者に寄り添うブリスタ包装体の知財支援(139.8 KB)
掲載年月日:2025年4月21日