窓口支援事例
参入障壁をつくるための知財戦略
企業情報
- 所在地
- 宮崎県宮崎市
- ホームページ URL
-
https://light-right.jp/
- 設立年
- 2020年
- 業 種
- 技術サービス業
- 従業員数
- 37人
- 資本金
- 5,000万円
企業紹介
当社のrelay(リレイ)では「事業承継をオープンに。」を合言葉に、事業者の魅力を十分に伝える記事を作成し、オープンに後継者を募集します。これまでネガティブなイメージの強かった事業承継をオープンでポジティブにし、一つでも多く望まない廃業を減らすことで、きたるべき大廃業時代を「大継業時代」へと大転換させていきます。
相談のきっかけ
同社が九州経済産業局の令和5年度チーム伴走型知財ハンズオン支援事業に採択され、連携による支援を開始したのがきっかけです。知的財産の活用により、後発の事業承継支援サービスに対して優位性を保つ、もしくは参入障壁を構築することが課題でした。
支援概要
九州経済産業局の令和5年度チーム伴走型知財ハンズオン支援事業では、「スタートアップの知財戦略」をテーマに「知財戦略と事業の関係」と「シード期からEXITまでの各フェーズで行うべきこと」について討議し、参入障壁をつくるための知財戦略等に関して、特許、契約、サービス力の向上により課題を解決していく必要があると助言しました。
ハンズオン支援後はINPIT宮崎県知財総合支援窓口が支援を継続し、特許情報分析を活用した競合他社の動向分析、市場分析、それら結果を参考にした、知財ミックスの有効性についての助言を、専門家(小木智彦弁理士)を活用して行いました。
現在も特許出願戦略を主に、支援を継続しています。
支援成果
経営課題を解決するために、知財ミックスによる権利保護の提案をいたしました。その結果、特許出願1件、商標「ライトライト」(商標登録第6816021号)、「relay」(商標登録第6753039号)、「relay事業リノベーション」(商標登録第6871600号)について商標権を取得し、競合他社に対する優位性の確保につながりました。
また、地方自治体や商工団体、民間企業、報道機関等の22団体と「事業承継等に係る広域連携支援に関する協定」を締結したことにより、事業承継案件等の契約成立数が増加して売上げも伸び、新規従業員の雇用にもつながりました。
企業コメント
経営課題を解決するための知財戦略の助言を受け、社内でも知的財産に対する意識が高まり、知財経営を進めていく計画です。現在も新規での特許出願にむけて準備を進めています。同窓口の活用は本当にお薦めです。
窓口担当者コメント
ハンズオン支援後も支援を継続させていただいていますが、知的財産への意識の高まりを実感しています。地域経済に大変貢献されている企業さんで、今後もますます飛躍していかれると思います。
(杉本 準)
参入障壁をつくるための知財戦略(158.5 KB)
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掲載年月日:2025年5月22日