窓口支援事例
株式会社さくら菓子本舗
意匠商標デザイン

新たな麩菓子の意匠/商標権取得支援

企業情報

所在地
茨城県桜川市
ホームページ URL
https://sakurafu.jimdofree.com/
設立年
2018年
業 種
製造業
従業員数
5人
資本金
950万円

企業紹介

 当社は茨城県の筑波山ろくのふもと下妻にて大正4年に程塚正次郎氏の手によってうまれ、2代目程塚真太郎氏に、そして現在は当社に引き継がれ、地域の駄菓子として親しまれている麩菓子を製造しています。

相談のきっかけ

 同社は伝統的な駄菓子に加え、開発中の色の異なる2本の材料をねじり合せた新たな麩菓子に関する知財保護を図るべく、INPIT茨城県知財総合支援窓口に相談されました。

支援概要

 新しい麩菓子の試作品を見ながらどのような権利とするかを検討し、先行技術/意匠調査の助言を行った結果、意匠出願に至りました。専門家(百武弁理士)と連携して意匠出願、早期審査、拒絶理由通知への対応を支援した結果、意匠登録第1638360号を取得されました。その後、当該意匠登録番号を商品パッケージへ表示することについても支援を行いました。
 また、茨城県よろず支援拠点(塚本様)と連携して、この新しい麩菓子「くるくるぼー」の商品パッケージに関するデザイン制作を支援し、専門家(百武弁理士)と連携して商標出願への対応を支援した結果、商標登録第6741216号を取得されました。
 更に、既存の伝統的な駄菓子についても商品ラインアップが拡大されることに伴って新たな商品名「四季桜」等に関する商標権(商標登録第6841256号他)も取得されたため、今後の事業計画に即した知財の支援を行っています。

支援成果

 色の異なる2本の材料をねじり合せた新たな麩菓子について、大手駄菓子販社Y社に意匠権取得によるオリジナルティーを説明したところ認めていただけたため、大手駄菓子販社Y社の販路経由でも販売が可能となりました。また、Y社には商品パッケージへの意匠登録番号(意匠登録第1638360号)の記載も認めていただきました。
 新しい麩菓子「くるくるぼー」の商品パッケージへの意匠登録番号の記載等により、知的財産を得たことも宣伝効果を生み出した結果、新しい麩菓子「くるくるぼー」及び既存の伝統的な駄菓子の新たな商品「四季桜」は、同社の主力商品となり売上拡大に貢献しています。

企業コメント

 桜川市は桜の名所であるため、桜をイメージしたピンクと相性の良い黄色の2色。くるくるぼーは、きれいな「ねじり」を表現したオリジナル商品です。
 商品の鮮やかなピンクと黄色に合わせて、レトロ感を意識したPOPなパッケージデザインとネーミングにしました。

窓口担当者コメント

 伝統的な駄菓子に加え、新たな麩菓子を世の中に広めたいという同社経営者と担当者の積極的な姿勢が、専門家(弁理士)、茨城県よろず支援拠点担当コーディネーター、支援担当者の支援を引き出していると思います。今後もチームとして事業に資する伴走支援を継続していきます。 (水村 武司)

新たな麩菓子の意匠/商標権取得支援(157.5 KB)

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掲載年月日:2025年8月 6日

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