窓口支援事例
即席米飯「ウメ缶」の新商品リリース
企業情報
- 所在地
- 和歌山県日高郡みなべ町
- ホームページ URL
-
https://www.umai-ume.com/
- 設立年
- 1947年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 13人
- 資本金
- 2,000万円
企業紹介
南髙梅の名産地・和歌山県みなべ町で、自然と伝統が育む梅干しの製造・販売を行っております。伝統の技と現代のニーズを融合させた商品づくりを通して、「本当においしい梅干し」をお届けすることを使命としております。「梅の価値」、「美味しさ」、「楽しみ方」をより多くの方に知っていただくために、積極的に新商品の開発にも取り組ませていただいております。
相談のきっかけ
直接INPIT和歌山県知財総合支援窓口にお電話をいただいたことが支援のきっかけとなりました。和歌山の県産品イベント会場で来場者からいきなり意匠権取得の是非を問われて、その意図が理解できなかったことが相談理由であったかと憶えております。当窓口がお勧めした専門家相談を活用し、知的財産権の考え方、活用の仕方を丁寧な形で学んでいただきました。その中で取得されていた商標権に本来望まれるべき商品の指定が洩れていることを当窓口からご指摘させていただきました。
支援概要
望まれるべき商品を再度指定して新たに商標権取得についての助言をさせていただきました即席米飯「ウメ缶」の商標権(商標登録第6314917号)が得られた後、そのサブタイトルに当たる「どんなときもウメとごはん」、「どんなときもワカメとごはん」の商標権(商標登録第6929348号、第6580222号)を次々に取得されました。地域の名産品を内容物として取り入れて「ウメ缶」の商品ラインナップを増やしてこられました。よろず支援拠点に当窓口が協力を要請する形でEC販売に関わる商標やブランディング支援、販促活動を支援させていただきました。
支援成果
即席米飯「ウメ缶」に関わる商標権取得支援、アウトドア商品に関わる多くの商標権取得支援、よろず支援拠点と連携してEC販売におけるブランディングとマーケティング支援、さらには防災備蓄品としての販促活動支援を行わせていただきました。ブランディング活動の一環として取り組まれたプレミア和歌山登録では、プレミア和歌山奨励賞を受賞しました。即席米飯ウメ缶に関し、「南海トラフ地震に関連する情報」の発令を受けて災害備蓄品としての注文が殺到して売り上げを伸ばされました。現在は、このウメ缶を内包物とする備蓄品セット(魅せる備蓄缶:商願2025-61182)を商品リリースするに至っております。
企業コメント
同窓口に相談したことで商標権について理解が深まりました。1つ1つの取り組みがブランディング活動、マーケティング活動の中で大きな学びとなりました。事業を進める中でとても有効な支援が得られると思いますので皆さまも是非相談されることをお勧めいたします。
窓口担当者コメント
代表が始めたアウトドア商品開発と梅干し加工業がどこで交わるかを正直予見できなかったですが、ウメ缶に防災備蓄品として引き合いが出たことで確かに交わったと当窓口は感じました。アウトドア商品と同じ売場に置くことで若い世代にも梅干し加工品が売れるという事実を学ばせていただきました。今後も新たな挑戦を継続されることを期待しております。
(湯川 正晃)
即席米飯「ウメ缶」の新商品リリース(134.9 KB)
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掲載年月日:2025年8月14日