窓口支援事例
簡易コンクリート舗装装置開発
企業情報
- 所在地
- 青森県八戸市
- ホームページ URL
-
http://www.bansai-8.com/
- 設立年
- 2011年
- 業 種
- 建設業
- 従業員数
- 6人
- 資本金
- 100万円
企業紹介
当社は、土木工事を行う企業で、特にコンクリート舗装を得意としており、「わくわくする建設業にしよう」をモットーに、建設現場の省力化や肉体的重労働からの回避に取り組んでいます。
相談のきっかけ
本線のコンクリート舗装は、自動化された大型機械で施工しますが、取付け道路や幅の狭い道路のコンクリート舗装は、人力で施工するしかなく精度も高くありませんでした。そこで、幅の狭い道路向けのコンクリート舗装簡易フィニッシャーを開発するため、2020年1月にINPIT青森県知財総合支援窓口の無料相談会で特許の相談に来られました。
その際に、特許出願だけではなく、開発のために活用可能な地方自治体の補助制度の紹介や、青森県よろず支援拠点との連携支援を提案し、開発をスタートしました。
支援概要
特許を取得するために、先行技術調査と実証試験の必要性を説明し、青森県商工労働部新産業創造課が実施する「知財ビギナー初期取組モデル育成業務」を紹介しました。併せて、角田弁理士とともに先行技術調査等に関する助言を行いました。
さらに、青森県よろず支援拠点の田村コーディネーター様と、公益財団法人21あおもり産業総合支援センターが実施する「令和2年度21あおもり未来チャレンジ助成金」に向けた連携支援を行いました。その結果、当該補助金に採択されたため、同社は装置の開発に注力されました。
装置完成後には、角田弁理士にも加わっていただき実証に向けた支援を行ったところ、効果が確認されたことから、「八戸市知的財産権対策支援事業」を活用し、特許出願費用の補助を受けて、2022年8月に特許出願を行いました。
支援成果
特許については、2023年6月に無事登録されました(特許第7300807号)。
2023年1月には、青森県県土整備部監理課主催のWebセミナー「建設業のアイデアを生かした技術開発セミナー」において、先進事例として当窓口とともに講演を依頼され、開発経緯や装置の説明、施工実績など同社の先進的な取組を紹介しました。また、東北経済産業局発行の「知的財産活用事例集2024」にも取り上げられ、知財を活用した好事例として広く紹介されました。
同社にとって初めての特許取得でしたが、当窓口に相談したことが契機となり、関係機関と連携して各種助成制度も活用しながら、特許取得と装置開発を実現することができました。
企業コメント
当初、当社で申請した補助金が不採択になり開発を断念しようかと思いましたが、同窓口の無料相談をきっかけに特許出願だけではなく関係機関や各種補助制度を紹介いただき、装置の開発と特許を取得することができました。開発した装置はコンクリート舗装工事の省力化と品質向上に役立っています。
窓口担当者コメント
社長の長年の経験と技術力で装置が完成しました。装置メーカーとの二人三脚でゼロベースからの開発は見事なものでした。
「わくわくする建設業」のため、更なる技術開発を期待しています。
(田中 智)
簡易コンクリート舗装装置開発(688.6 KB)
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掲載年月日:2025年12月17日