窓口支援事例
ミャンマーの食文化を日本で
企業情報
- 所在地
- 三重県多気郡大台町
- ホームページ URL
-
https://www.teafarm-odai.com/index.html
- 設立年
- 2023年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 3人
- 資本金
- -
企業紹介
2023年、大台町に茶畑付の民家を購入して移住しました。そこから、猿忌避剤、ミャンマー食品の販売事業を立ち上げ、更に民泊事業とこの2年で一気に事業を拡大しました。
相談のきっかけ
移住した大台町では猿の獣害がひどく、その対応を考えていたときに、ミャンマーの発酵食品が有効なことを見いだし、INPIT三重県知財総合支援窓口に特許の相談があったことがきっかけです。(特許登録第7551194号、商標登録第6878259号)(弁理士和気光氏)
支援概要
日本とミャンマーでは農産物の利用部位が異なるため、日本で廃棄されていた未利用資源を活用できることが分かりました。そこで、未利用資源の一部はミャンマー食材店に卸すことにしました。
また、ミャンマーではお茶の葉を飲料として飲むだけではなく惣菜としても食す文化があります。大台町は、特産品であるお茶の活用に関して補助金制度があったため、これを活用し、「食べるお茶(ラペトゥ)」と、これ以外にもミャンマーでよく食される「揚げ豆(ペイチョ―)」の商品開発をすることにしました。この商品化に関しては、デザインを含めたブランディングを専門家(大西洋司氏)とともに支援を行いました。同氏は、地元の人でもあり地域事情にも精通していることから、大台町役場や仕入先等地元との連携にも協力いただきました。更に、三重県よろず支援拠点とも連携して、地元での販路拡大と、従業員の雇用について助言を行いました。
その結果、商品化とウェブサイトの構築や地元のイベント等への参加、道の駅への販路拡大を実現し、ミャンマー食材店以外の販路も増えています。
なお、大台町はミャンマーの風景に近いものがあることから、在日ミャンマーと日本人の交流の場として、民泊についての支援を行いました。
支援成果
ミャンマーと日本の味を融合させたミャンマー食材は、同社の積極的な販売活動もあって非常に順調に売上げを伸ばしており、従業員1名の新規雇用にもつながりました。更に、お茶商品の開発を促進するため、茶工場の運営も来年から開始する予定です。この支援期間中に、大台町商工会や三重県よろず支援拠点とも連携し、地域の人ともコミュニケーションを取りながら、猿忌避剤の拡販、食品の生産、製造委託等、地域に密着した取組を行いました。また、在日ミャンマー人の心のより所として、日本人との共生の実現に向けた取組も行っています。
加えて、大台町の資源の活用も行い、順調に事業を進展させています。民泊も規制上限に近づいており、民宿への転換を考えています。今後は、日本品質のミャンマー食品を海外の人々にも提供していく方針です。
企業コメント
販売も、民泊もようやく軌道に乗りつつあります。同窓口で特許、商標に限らず、民泊のこと、補助金、地域の商工会の紹介等幅広く紹介助言をいただき感謝しています。日本の法律や慣習も不慣れな面があり、手助けいただきました。今後、工場等の運営や民泊から民宿に、更に交流の場を拡げることを考えていますのでいろいろ支援を期待しています。
窓口担当者コメント
地元の人たちとも積極的に交流し、農産物の提供や猿忌避剤のテストマーケティングにも参加してもらっており、短期間にいろいろな事業を拡大できています。知財窓口と専門家と地域の商工会と役場が一体となって支援した結果、ミャンマー人と地域の人が良好なコミュニティーを形成し、事業としても非常に順調に進んでいます。
(下村 健次)
ミャンマーの食文化を日本で(380.0 KB)
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掲載年月日:2025年12月18日