窓口支援事例
発泡スチロール保冷容器のブランド戦略構築
企業情報
- 所在地
- 栃木県鹿沼市
- ホームページ URL
-
https://karux.com/
- 設立年
- 1973年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 27人
- 資本金
- 1,000万円
企業紹介
当社は、発泡スチロール製品の企画・製造・販売を行う専門メーカーです。食品輸送用の保冷箱を始め、医薬関係・農業畜産関係など多様な分野で利用される発泡スチロール製品を手がけています。軽くて断熱性に優れた素材の特性を生かし、使いやすさと品質を両立した製品づくりに取り組んでいます。
相談のきっかけ
以前の担当者が周知活動を行っていたことに加え、社長と支援担当者との間に面識があったことから、改めてINPIT栃木県知財総合支援窓口の支援内容を説明しました。その際、出願を希望する商標があるとの相談を受け、支援を開始しました。相談者の課題としては、商標登録出願を特許事務所へ依頼しており、費用負担が重いことに加え、元従業員が再就職先で同種の商品を製造・販売している状況から、自社ブランドの保護の必要性を強く感じている点が挙げられました。
支援概要
商工会議所の弁理士相談会等を活用し、商標出願2件(商標登録第6895697号、商標登録第6901296号)及び意匠出願1件(意願2025-14074)を実施しました。現在は部分意匠出願についても検討を進めています。また、新たに知財担当者を配置し、ホームページのリニューアルを随時実施するなど、知的財産の管理・発信体制を整備しています。さらに、登録商標キャラクターの積極的な活用や®マークの表示を推進するなど、ブランド価値の向上に努めています。
加えて、既存の登録商標8件については、同社で更新手続を行う体制を構築し、継続的な知財管理の内製化を進めています。
支援成果
ブランド力の向上により製品への問合せが増加し、新規顧客の獲得につながりました。また、商標や意匠の出願・更新手続を同社で行う体制を整備したことで、費用削減を実現しました。さらに、補助金を活用することで出願費用が想定よりも安価であることを理解でき、当窓口を通じて「出願や手続は決して難しくない」という認識が社内に広まりました。その結果、新商品開発において知的財産を意識する文化が定着し、併せて秘密情報の管理に対する意識も大きく改善されました。
企業コメント
昨今、企業における知的財産の重要性が高まっておりますが、中小企業では知的財産を申請管理する部署がなく、知的財産所有は遠い存在に感じておりました。
今回、支援を受けたことで会社として色々な形の知的財産を申請・取得することができました。今後は新製品や新しいアイデアの盗用防止策を講じる手立てをご指導していただけたことに感謝申し上げます。
窓口担当者コメント
商標・意匠の出願支援を契機として、同社内での知的財産管理体制の整備やブランド戦略の意識向上が進みました。経営層と担当職員が一体となって取組を推進したことが成果につながったと考えられます。今後も、新商品開発やデザイン展開の場面で知的財産の活用を継続的に支援していきたいと思います。さらに、営業秘密に関する管理体制の構築についても貢献してまいりたいと考えています。
(若林 正行)
発泡スチロール保冷容器のブランド戦略構築(188.2 KB)
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掲載年月日:2025年12月24日