窓口支援事例
株式会社サンライン
特許商標

「縫製技術とブランド」知財権ミックス支援

企業情報

所在地
青森県南津軽郡田舎館村
ホームページ URL
https://sunline-aomori.com/company/
設立年
2001年
業 種
製造業
従業員数
100人
資本金
1,000万円

企業紹介

 当社は平成13年(2001年)5月に愛知県からの青森進出企業であった縫製企業を社長が引き継ぎ青森県黒石市に創立され、メンズのテーラードスーツの上衣の縫製工場として事業を開始しました。その後は田舎館村でスーツ、コート、ベスト等の全工程を同一工場で製造する日本国内でも唯一の企業として多品種少ロット生産を強みとし日々成長を遂げております。

相談のきっかけ

 2017年に取引先から社名をブランドとして守ってほしいという要望が多数寄せられました。これを受け、同社は「着心地」を追及した自社ブランド「in-a kaDate(インナカデイト)」(「田舎館」のローマ字表記)を思い立ち、同社への周知で連絡のあったINPIT青森県知財総合支援窓口に相談されました。

支援概要

 「in-a kaDate(インナカデイト)」の商標登録について、十和田商標特許事務所の坪淳一弁理士とともに支援を行った結果、商標登録することができました。2018年に葛利毛織工業株式会社、株式会社テツ・エス・ピー・エー及び当社の3社で新たに立ち上げた株式会社サンライン・ジャパン東京支社にて展示内覧会を開催。自社ブランド「in-a kaDate(インナカデイト)」のおひろめを行いました。その後、サンラインの「津軽の仕立て職人」としての「身体知」「暗黙知」を不正競争防止法で保護されるよう支援しました。
 2020年のコロナ禍では売上げが65%減少しましたが、2021年には上海の商談会に参加するため「in-a kaDate」の外国出願補助金申請の支援を行いました。また、2024年には経済産業省の中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金を活用してイタリアやロンドンの展示会に出展しました。その結果、外国企業12社からオファーを受け、海外ラグジュアリーブランドショップとの契約を果たし、社員の給与を1.2倍に引き上げることができました。
 しかし、社長の想いを集結した商標「in-a kaDate」の見直しが必要となったため、新たなブランディングの支援を行いました。また、2025年、かつての同僚から縫製技術を同社と共同で特許出願したい旨の意向があったため、出願可否について当窓口へ相談があり、そうべえ国際特許事務所の安保亜衣子弁理士とともに支援を行いました。

支援成果

 「ジャケット」に係る特許出願とともにリブランディングの商標「InakaDate」(「イナカダテ」=田舎館)を出願したところ、商標登録され、特許も権利化することができました。また、知財権の登録と同時に、青森県よろず支援拠点と連携してAX企業成長推進事業補助金の申請について支援を行った結果採択されたため、特許製品の試供品を製作しPRに活用できることになりました。

企業コメント

 当社は自然豊かな「田んぼアートの村」青森県南津軽郡田舎館村で、メンズスーツ・ジャケット・パンツ・コート・ベスト等の製造を営んでいますが、常に「今着たいテーラード」に挑戦し続ける企業を目指しています。高い技術力が求められる仕事をしておりますが、ボタンホールや内ポケットの玉縁仕様はあえて手作りにこだわり「味わい」「人の温もり」といった繊細さを大切にし、社員一人一人の個性が生き生きと輝いている会社であり続けたいと願っております。

窓口担当者コメント

 社長は商談会で東京、イタリア、ロンドン、上海など県外・海外出張が多い中にあっても想いは常に「田舎館」にあり、高い縫製技術力を維持することに努力を惜しまず、取引先からの信頼も厚く、地元雇用に貢献され社員一人一人を大切にされる方です。これから50年企業を目指し特許技術やリブランディング商標を活用できるよう支援してまいります。 (今野 峰子)

「縫製技術とブランド」知財権ミックス支援(279.8 KB)

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掲載年月日:2026年2月12日

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