窓口支援事例
株式会社吉松工機
契約・法務事業・経営

IPランドスケープを活用して新事業領域へ

企業情報

所在地
和歌山県和歌山市
ホームページ URL
https://www.yoshimatsukouki.com/
設立年
1989年
業 種
製造業
従業員数
7人
資本金
300万円

企業紹介

 当社は、精密ロール・ローラーの製造を主力とする金属加工メーカーであり、長年にわたり産業機械分野で培った高度な加工技術と品質対応力を強みとしています。
 一方で、既存市場に依存しない持続的成長を目指し、新たな事業領域への展開を模索していました。

相談のきっかけ

 新規事業開発のため、県の補助金(わかやま中小企業元気ファンド)を活用するに当たり、INPIT和歌山県知財総合支援窓口と同じフロアにある連携機関、わかやま産業振興財団を訪問された折に、当時のテーマであった技術(3D金属造形による精密ロールの製作)に係る特許取得に対する支援を求めて来所されたのがきっかけです。
 新規事業開発に必須のプロセスとして、先行技術調査や知財クリアランスについて解説し、特許情報検索・分析方法に関しても助言させていただきました。その後、長年使用されてきた、屋号の商標登録にも協力させていただきました。

支援概要

 屋号の商標登録が完了した後(商標登録第6911393号)、食品加工事業を新たな事業領域との事業仮説を立てられたので、仮説検証(パートナーとなる食品加工機械メーカー候補の選定)目的で、INPITのIPランドスケープ支援事業の活用を提案いたしました。応募支援、採択後の実施支援を経て、事業成果物を更に深掘りするために、事業終了後も、引き続き支援いたしました。

支援成果

 用途別に深掘りをした特許情報をもとに、同社はアプローチすべき候補企業を、自社技術と親和性が高いと思われる製粉と製麺機械メーカーに絞り込み、展示会などを活用して、自社技術のプロモーションを開始されました。
 その結果、関東及び九州の製麺機械メーカー2社から引き合いを得ることができ、うち1社とは、試作品評価の段階にまで進んでいます。今後、主力のプラスチックフィルム製造用途と並ぶ、事業の柱として、食品加工用精密ロールが育っていくことが期待されます。

企業コメント

 IPランドスケープ支援を通じて、特許情報を用いた客観的な技術・市場分析を行ったことで、自社技術の活用可能性を具体的に把握することができました。製麺機械分野という明確な方向性が定まったことで、提案先や活動内容を整理でき、実際の引き合いや試作評価へとつながっています。知財を起点とした事業検討の有効性を実感しており、今後の事業展開にも生かしていきたいと考えています。

窓口担当者コメント

 長年のものづくりの経験に裏打ちされた精密ロール事業に、新境地を見いだそうと新たな技術開発にチャレンジを継続されている社長様を、IPランドスケープというビジネス開発手法をご紹介、実施支援を提供したことで、後押しできたことをうれしく思います。 (小林 和史)

IPランドスケープを活用して新事業領域へ(145.4 KB)

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掲載年月日:2026年2月24日

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