窓口支援事例
高津紙器株式会社
営業秘密・ノウハウ事業・経営

知財の秘匿化とECサイトを活用した販路開拓

企業情報

所在地
愛媛県四国中央市
ホームページ URL
https:///www.kozushiki.co.jp
設立年
1976年
業 種
製造業
従業員数
78人
資本金
30,010万円

企業紹介

 当社は、BtoBで紙製品(紙管、化粧箱、紙トレー、包装容器等)の製造・販売を行っています。その中でも食品向けの商品を数多く生産し、大手食品ユーザー様のご要望にお応えするとともに、安心安全な製品を提供するため、食品工場レベルの環境を目指しています。また、異物混入を防ぐための厳しい管理体制を徹底し、信頼性の高い製品づくりに取り組んでいます。

相談のきっかけ

 同社は、新規開発した食品包装容器を知財で権利化したい。また、B to C(コンシューマー)向け商品として開発した「使い捨て紙製サニタリーBOX」について、現在は、インスタグラム(登録商標)のみ販売していましたが、ECサイトを活用した販売を検討したいので支援してほしいとINPIT愛媛県知財総合支援窓口に相談がありました。

支援概要

 最初に、食品包装容器は、J-PlatPatを利用して先行文献の調べ方を指導し、次に、専門家(弁理士)を活用して、内側にテーパー部分を設ける技術について権利化の可能性を検討しました。具体的には、製造方法と製造装置の改良発明点について特許化の検討を進めましたが、ノウハウで秘匿することを希望されたので特許出願は見送り、意匠での権利化を助言しており現在検討中です。
 一方、BtoC向け「使い捨て紙製サニタリーBOX」のECサイト立ち上げのご要望もあったため、愛媛県よろず支援拠点(森野コーディネーター)と連携して支援を行いました。新たにECサイトを立ち上げるとコストがかかるため、自社HPから外部ECサイトへリンクさせての販売と写真の見せ方、販売戦略(ターゲットの絞り込み)のサポートを行いました。

支援成果

 知財の権利化として、ノウハウでの技術秘匿の有効性並びに、意匠による権利化についても認識ができ、今後の知財権利化の方向性が共有できました。また、ECサイトを活用した販売については、早速自社HPからECサイトへリンクさせて「使い捨て紙製サニタリーBOX」の販売を行いました。掲載の仕方(見せ方)を工夫したため、とても評判がよく、BtoC(コンシューマー)向け商品は、インスタグラム(登録商標)で販売していたときよりも大幅に受注量も増え、同社の売上げは590%UPするとともに利益の増加につながりました。

企業コメント

 新商品の開発に当たり、知財の権利化からBtoC市場への展開まで、多岐にわたる手厚いサポートを頂きました。特にECサイトの立ち上げでは、AIを活用してキャッチコピーや商品説明文をブラッシュアップする手法をご指導いただきました。これにより、製品の魅力がより分かりやすく伝わるようになり、ターゲット層を絞り込んだ戦略とあいまって、公開後すぐに売上げアップという確かな手応えを得ることができました。また、食品包装容器の知財化検討においては、専門家のアドバイスにより『ノウハウとしての秘匿』という自社に最適な戦略を選択することができました。今回の支援を通じて、最新技術の活用や知財への意識が社内で大きく向上しました。
 今後もこの経験を生かし、安心・安全で環境に配慮した自社ブランドの確立にまい進してまいります。

窓口担当者コメント

 自社の徹底した品質管理と環境に配慮した製品を提供している企業様です。
 新製品を開発するとともに知財に関する意識が高まってきました。今後、自社ブランドを確立できるよう継続して支援を行います。
(小西 早苗)

知財の秘匿化とECサイトを活用した販路開拓(181.6 KB)

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掲載年月日:2026年3月16日

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