窓口支援事例
株式会社カワトT.P.C
特許

巧みなオープン&クローズ戦略で、マンションプレハブ配管業界のトップ企業へ

企業情報

所在地
山口県岩国市
ホームページ URL
https://www.kwt-tpc.co.jp/
設立年
1987年
業 種
製造業
従業員数
400人
資本金
9,000万円

企業紹介

 当社は、「企業は地元の雇用のためにある」という信念のもと、地域社会の発展に貢献する製造企業です。主な事業は、給湯・給水用プレハブ、スプリンクラー、排水、立管などの配管システムを手掛ける「樹脂加工事業部」と、精密加工や無人化生産システムを担う「テクマック事業部」の
2軸展開しています。更に近年では設備図面作成支援を立ち上げ、産学連携で新しい開発テーマの研究にチャレンジし、お客様のニーズに合わせて多様なサービスを展開しております。
 経営面では、少人数のグループ制に裁量を与える独自運営を行い、市場の変化に対応、女性も働きやすい環境と、都市部の仕事を地方へ呼ぶビジネスモデルを構築し、地域雇用の維持に尽力しています。

相談のきっかけ

 自社内のプレハブ配管組立て工場を、外部の見学者等に積極的に公開するにあたり、秘密管理の進め方や具体的な実施方法について、INPIT山口県知財総合支援窓口に相談がありました。

支援概要

 INPIT知財戦略エキスパート(小原荘平アドバイザー)の派遣を活用し、社内セミナーや営業秘密管理規程についての説明会を実施しました。「見せる部分と秘匿する部分」を明確にして、秘密管理の重要性を理解していただきました。
 その後、専門家(谷口敦彦弁護士)を派遣して、自社開発のプレハブ配管設計システムの著作権や、契約書作成について支援し、大手ゼネコンとの契約に至りました。
 独自性があり、開示が有効な技術については、特許や意匠の出願を助言し、専門家(木村正彦弁理士)の支援で権利化を目指しています。

支援成果

 当窓口が支援するまでは、意図せずノウハウを開示してしまうことがありましたが、営業秘密管理、ライセンス契約書や、特許出願(3件)を経験し、「オープン&クローズ」戦略を巧みに活用できるようになりました。社内のDXシステムや秘匿性が必要な部分以外は、積極的にオープン化する戦略で、大手建設会社などの信頼を勝ち取っています。こうした活動が、新たな受注にも結びついています。

企業コメント

 これまで、当社が開発した建築業の効率化に関する技術をどこまで公開すべきか苦慮しておりましたが、専門家の相談と支援を通じて『守るべき技術』の権利化と秘匿管理の指針が明確になりました。このオープン&クローズの戦略で、大手建設会社様を始め多方面にアピールし、現在では高い注目を浴び、多くの問合わせを頂いております。確かな技術管理が企業の信頼と関心を高める大きな力になることを、日々実感しております。

窓口担当者コメント

 開発力や組織力があり、成長ポテンシャルが高い企業です。今後も知財経営を軸に発展されると思いますので、支援を続けたいと思います。 (小柳 正)

巧みなオープン&クローズ戦略で、マンションプレハブ配管業界のトップ企業へ(148.6 KB)

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掲載年月日:2026年3月 6日

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