窓口支援事例
ブランド・マーケティング支援による販路拡大
企業情報
- 所在地
- 兵庫県丹波市
- ホームページ URL
-
http://ikujiwood.co.jp/
- 設立年
- 1998年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 4人
- 資本金
- 2,500万円
企業紹介
当社は、鉄道用枕木商として創業し、現在は製材業を中心として兵庫県産木材等を使用した住宅、ウッドデッキなどの建築、及び身近な家具・小物などを製造している100年以上続く企業です。製材工場ならではの木材の調達と加工という強みを生かし、木の良さを身近に感じ、ふだんの生活を豊かにする「木のよい暮らし®」をお客様にお届けしております。
相談のきっかけ
中兵庫信用金庫の担当者から、「木材にガラスコーティングを行う独自技術を用いたお皿を販売している同社に対し、製造方法の保護や既存商品との優位性などを十分に伝えるため、支援してほしい」と、INPIT兵庫県知財総合支援窓口へ相談があったことがきっかけでした。他社との差異や優位性を明確化するため、マーケティング及びブランディングによる支援を行うこととしました。
支援概要
独自のコーティング技術については、製造ノウハウの面が強いため、権利化を行わず、社外秘の技術として扱うことを助言しました。販売拡大を図るに当たってはブランド専門家(中内由佳氏)の助言を受けながら、想定されるターゲット顧客、商品のもつ顧客提供価値と他社優位性などについて整理を行い、商談等に使用できる商品の説明資料の作成を行ってもらいました。その資料を用いて、商談会や支援機関が提供するマッチング支援などを受けながら、顧客の開拓に取り組んでいただきました。
また、製材工場としての強みとして様々な樹種を扱うことができることから、デザイン専門家(岡美奈代氏)の助言を受けながら、樹種を選ぶ際に使用できるパンフレットの作成を行っていただきました。
支援成果
同社の独自技術及び競合する商品との優位性を整理することにより、商品をアピールする点について明確化でき、商品説明が容易になりました。2024年にはグッドデザイン賞を受賞し、グッドデザインストアにて商品が販売され、また、オンラインギフトモールで商品を取り扱ってもらいメディアで商品が紹介されるなど、販路拡大につながっております。
知的財産に関しては、支援を通じて明確にした事業コンセプトといえる「木のよい暮らし(商標登録第6800226号)」、商品名である「一人膳八寸(商標登録第6971160号)」、商品の特徴を表す「ガラスのような木のお皿(商標登録第6976300号)」の商標登録を行うことができ、同社独自の名称として安心してご使用していただくことができております。
企業コメント
地方の小さな製材工場にとって、新商品開発という夢があってもなかなか具現化することは難しいことと考えていました。様々な方のご支援やアドバイスを頂き、かねてより自分が思っていたものを商品化することができました。クリやサクラなど広葉樹で作る製品で新たな販路を開拓することは、同業他社との仕事の奪い合いにならず、原材料調達のバッティングも少なく、また里山の再生にも少なからず寄与する持続可能な事業だと考えています。
窓口担当者コメント
一見すると既存商品と何が違うのかと思いましたが、お話をお聞きしていくうちに商品の良さが理解でき、しっかり発信できていないことがもったいないと感じました。支援を通じて、発信力の強化につながればと思っております。
(伊賀 友樹)
ブランド・マーケティング支援による販路拡大(160.6 KB)
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掲載年月日:2026年3月12日