[ 支援事例 ] 広島県窓口の支援事例が公開されました
2025年11月10日
❖ 地域に蓄積する職人業を生かし新たな市場創出へ!|株式会社坪川毛筆刷毛製作所様 ❖
広島県窓口にて支援させていただいた 株式会社坪川毛筆刷毛製作所様の支援事例が知財ポータルに掲載されました。
坪川毛筆刷毛製作所様は、呉市に本社を置く毛筆、刷毛、化粧筆の製造販売会社です。
「川尻筆」のものづくりの優れた技術をもつ職人が、他社や工機では生産できない高級筆を生産していらっしゃいます。
このたびは、最高級の原毛である「古羊毛」を使った化粧筆を新たな事業の柱にすべく注力されており、高付加価値商品の販売比率を高めたいと考え、窓口に相談に来られました。
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これまでも、SNSを活用していたとのことですが、コアターゲットへのアプローチが弱かったようで、なかなか売り上げに結びついていないという課題がありました。
そこで、リブランディングの方向性を示し、統合ブランドを提案。地元著名書家との出会いを導き、その先へと展開しました。
既存のラインナップは変えることはせず、「フィギュアお掃除筆」の製品開発企画を立ち上げ上市することにより、新たなターゲット層の確保、ブランド力の向上に寄与することができました。
また、過去に取得した知財権の洗い出しを行ったところ、商標権侵害の案件があったため、対応処置を実施することもできました。
さらに「地域団体商標」を取得することにより、補助金取得や地域活性化に向けた活動に寄与でき、「川尻筆」ブランドの公報活動に大きな影響を与えることができました。
今後は、ブランド化、新規製品開発については自社で進めていかれるほか、地域との連携強化により、「川尻筆」の伝承を継承し、認知度向上の活動を加速化させていくとのことで、今後の展開が楽しみな企業様です。
* 詳細は「窓口支援事例」をご覧ください。広島県窓口が支援したそのほかの事例もご覧いただけます。




