(INPITより)特許情報を活用したスタートアップ等のオープンイノベーション支援調査研究事業の報告書を公開しました
2024年07月04日
スタートアップが、自社の技術シーズを活かして事業化に取り組む際の方法の一つとして、他社と連携することが挙げられます。しかしながら、他社との連携を検討しても、情報不足や連携提案機会の少なさ、連携候補先への効果的な提案の難しさに直面し、連携に至れなかった事例が散見されています。
そこで、他社との連携に効果的な方法を調べるため、20社のスタートアップを対象とした、①連携候補の探索と②連携候補への提案を支援する実証調査を実施しました。
①連携候補を探索するフェーズでは、分野や技術課題等の観点から特許情報を分析・抽出してリスト化した「ターゲットレポート」を作成することにより、偶然の機会に頼ることなく論理的・効率的に連携可能性が高い企業を探索することができました。
②連携候補へ提案するフェーズでは、「価値創造メカニズム」を取り入れた「連携提案書」としてまとめることにより、自社技術のPRにとどまらない、連携先のニーズを踏まえた提案となり、連携候補先への有効な提案書の作成に役立ちました。
その際の、連携提案書のひな形も併せて公表致します。(同意事項への同意が必要です。)
◆詳細はINPITのホームページをご確認ください。
https://www.inpit.go.jp/katsuyo/oyakudachi/researchstudy.html